Summer Splash! 86 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。

 



鏡の前で何度も行ったり来たりをくり返す。

いや、そんなことしてても仕方ないんだけど。

もう1度、全身をチェックして、財布とスマホをポケットに突っ込んで外へ出た。



「潤くんが地味に見えるな」


駅で合流した松本と二宮と、3人で並んでキャンパスに入って、二宮がキョロキョロと周りを見渡してからぼそっと呟いた。


「どういう意味だよ、それ」


やっぱり今日も、独特なセンスの服を着ている松本が、二宮を睨む。


「どうって、言葉通りの意味ですけど?」


アート系の学校なだけあって、髪の毛も色とりどり、服装も色んなヤツらの集まりで、この中で雅紀と大野くんはどんなふうに過ごしてるんだろ……ってちょっと想像したら吹き出しそうになった。



「しょーちゃん!」

「うぉ!」


突然、背中から衝撃。

どっからどんな勢いで走ってきたのか……

ふわりと香る、雅紀のにおい。



「あっぶねーだろ、雅紀!」


「だって、しょーちゃん見つけたから嬉しかったんだもん!あ!松本さん、二宮さん、お久しぶりです!」


俺の背中にくっついたまま、雅紀が松本と二宮に挨拶をした。



「相葉くん、あいかわらず元気そうだね?」


「ブライダルのショーなんだって?楽しみにしてるね」


「ありがとうございます!あ、俺、準備の途中なんだった……


そう言って、雅紀が俺に回した手にぎゅって力を入れて、よしって小さく呟いた。


「なに?」


「しょーちゃんチャージ」


くふふって笑って、俺の背中から離れる。



「さとちゃんの絵は、ここまっすぐ行って右側ね。知念くんのはそこの建物。俺のショーはこっちの建物、ね?」


「ん、ありがと。頑張って来いよ?」


「じゃあ、後でね!」


手を振って走っていく雅紀の背中を見送って、振り向いたらニヤニヤしてる松本と二宮がいた。



「『雅紀』に『しょーちゃん』、ねぇ……


「『しょーちゃんチャージ』だって」


……なんだよ……


「翔やんさ……石橋叩くのも程々にしないと……叩いてる間にいなくなっちゃうかもよ?」


二宮の言葉に、松本も大きく頷いた。