Summer Splash! 54 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




窓の外を見ていた雅紀が、あれ?って呟いた。


「どした?」


「うううん、なんでもない。ねぇ、そのアーティストさんってどんな人?」


「すげー才能持ってるのに、穏やかで優しい人でね」


ほわん、とした雰囲気を持つその人を思い浮かべる。



「もうちょっとこうして欲しいって言うとさ、アイデアがぽんぽんぽーーーんって、出てくんの。それも、すごい独創的なやつがさ……

   でさ、何回も修正だの何だのって入ると嫌そうな顔する人多いけど、ずっとニコニコしててさ……

   若い人たちにもすげぇ丁寧に接してて。オトナって、デキるオトコって、こういう人のことを言うんだなって思ったんだよね」


雅紀はふぅん、とかへぇーとか、にこにこ嬉しそうに俺の話を聞いている。



……なに?」


「くふふ。しょーちゃん、楽しそうだなって思って……あ、ココでしょ?」


道端の小さな看板を指さして雅紀が言う。



「あぶね!行き過ぎるとこだった」



ログハウスの手前の水色の古いビートルの横のスペースに車を停める。




「先生、いるみたいだな。良かった」


車を降りてからシャツを引っ張っていたら雅紀が寄ってきて、襟を直してくれた。



「ありがと」


「うん。早く行こ?」



スタスタと俺の前を歩く雅紀が、チャイムを鳴らさずにドアを開けた。



「おい!」



他人の家勝手にドア開けるとか無いだろ!って、焦ってその肩に手を伸ばしたら



「おー、まーちゃん、どした?」


中からのんびりとした声が聞こえてきて、出てきたその人が俺を見てぺこり、と頭を下げた。




「さとちゃん、こっち来てたんだ?」


「こっちの方が描きやすいから」


「しょーちゃん?早くおいでよー」


「や、ちょ……ちょっと待て!説明しろ!」


振り向いた雅紀が、くふふって笑う。




「ここ、さとちゃんのパパのアトリエだもん」


「おおの……くんの……


そういえば、大野さん、だった。

ほわんとした雰囲気も、大野くんに似てるといえば、似てる。




「親父、今、電話中なんでどうぞ上がってください」


大野くんが俺を真っ直ぐに見て、言う。前も感じた鋭い視線。



そっか、まだ守ってるんだな、雅紀を。

俺は、その御眼鏡に適うんだろうか?



その視線を受け止めたら、大野くんがふにゃんって笑顔になった。