しょーちゃんに手を引っ張られて歩く。
すれ違う女のコたちが、振り返る。
「しょーちゃん、手…」
すごい見られてる。
すごい、見られてるよ、しょーちゃん。
「なんだよ」
しょーちゃんがムスッとした顔で振り返った。
…俺、なんかしちゃった?
「…すごい、見られてるよ?」
「いいんだよ、見せとけば」
こっちって、グイグイ手を引っ張って前を歩く。
「…なんか、怒ってる?」
しょーちゃんが、ぴたって止まって振り返る。
「…ごめん。雅紀は悪くない」
ぽりぽりって、頭を掻きながらしょーちゃんが気まずそうに言う。
どうしたのかな?って見上げてたら、あーもう!ってしょーちゃんが小さく叫んだ。
「通り過ぎるヤツらがお前のことかわいいって言うから…」
「…え…」
「だから、年中無休だって言ってんだろ」
「…あ…」
昨日の、だよね。
ホントに、そうなの?
ヤキモチ、やいてくれてるの?
しょーちゃんが離した手を追いかけて捕まえて…指と指を絡めた。
しょーちゃんがびっくりした顔で俺を見る。
「早く、行こ?」
「お、おぅ」
ちょっと恥ずかしいけど、俺だってしょーちゃんが好きなんだもん。
俺の、しょーちゃんだもん。
ぎゅって、握ったらしょーちゃんが、ニヤって笑って…
「いっっったぁぁあー!ちょっと!何すんの!」
思いっきり俺の手を握って、あははって、笑った。