わー、これ、おいし!って、グラスを置いて、いただきまーすってフォークを手に取った相葉くんが俺を見上げる。
「櫻井さんと、松本さんと二宮さんって、どんなお友達なんですか?」
「ん?あぁ、会社の同期」
「大学の友達とかなのかなーって思ってました。すごい仲良さそうだったから」
「大学はバラバラだなー」
サラダを口に入れた俺を見て、やっぱりリスみたいって相葉くんが笑う。
「ちなみに、櫻井さん大学ってドコなんですか?」
「俺?京應」
「わ!ちょー頭良いんですね!」
「そんなこと無いけど…」
「松本さんと二宮さんとよく出かけたりするんですか?」
フォークで器用に葉っぱをまとめて相葉くんが言う。
「んー、そうだな。同期残ってるの3人だけだし」
「え?」
「最初の研修で2ヶ月カンヅメにされてさ、なんでだか知らないけどよく3人でつるんでて…同期30人くらいいたけど、気がついたら3人になってたなぁー」
「へぇー…社会人って大変なんですね」
「相葉くんは?」
「え?」
「大野くんとよく遊んでんの?」
「俺、友達さとちゃんしかいませんから」
意外すぎる答えに驚いて、相葉くんを見つめる。
海の家で会った時は、めちゃくちゃ軽そうだったのに…
「さとちゃんは、小さい頃から俺のヒーローなんです」
ふんわりと笑ってそう言った相葉くんに、俺の時間が一瞬、止まった。