「ねぇ、しょーちゃん」
腕の中で、雅紀が俺を見上げた。
「おーちゃん、ホントにニノのとこ、行くかな」
「行くだろ?あんだけ、気合入れてたんだから...」
くふふふふふふ、って、腕の中で雅紀が震える。
「どした?」
「いやだって、あの時の松潤、面白かったよねぇ」
4月の半ばくらいだったか、ニノが取材で4人になった楽屋で、智くんが俺に至極真面目な顔をして『オトコドウシって、どうやるんだ?』って、聞いてきたから、雅紀と2人で懇切丁寧に教えてやったんだった...
最初は見て見ぬふり、というか、聞こえないよって、涼しい顔をしていた 、のに。
『俺もう、スるよりサレる方が良くなっちゃった』
って、雅紀が言った瞬間に派手な音を立てて潤が椅子から転げ落ちて、真っ赤な顔して『そんな話を二度と俺の前ですんじゃねぇ!』って、叫んで出て行ったんだった...
「アレ、絶対いろいろ想像してたぞ」
「え?」
「潤。絶対お前のいろんなの想像してたぞ」
「えぇ?!なんで俺?!」
するり、細い腰を撫であげる。
「ひゃ...おれの、いろんなのって、なに?」
「オマエのえっろい姿を、さ...」
左肩の羽根を撫でて、首へと手を滑らせる。
「...あ...」
表情が変わる。声も変わる。
悪いけど、全部、俺のもんだから。
誰にも見せないよ?
長い腕が俺の首を引き寄せる。
「しょ、ちゃん」
もっかい、しよ?
その言葉ごと、唇を塞いだ。