まーくんと別れて、家に着いてから、机の奥にしまってあった書類を取り出した。
「先生と生徒、じゃなきゃ、いいんだよな?」
ひとりで呟いてから、スマホの画面をタップする。
『大野智』
初めて、触れる名前。
連絡先はずっと知ってた、けど...自分から連絡することは無かった。
おーのさんからも、連絡なんて来ない、けど。
番号、変わってたら、どうする?
メアドだって、もう違うかも...
その時は、その時、だよな...
まだ学校にいるはずだから、つながらないかもしれないな、なんて思いながら、鳴り始めたコール音を無意識に数える。
1回、2回、3回...
7回目で、プツ、って音がして、やっぱり留守録かってスマホを耳から離した瞬間に
『二宮?どしたー?』
のんびりした声が聞こえた。
固まった気持ちがゴロゴロ転がるけど、もう、痛くない。
「今日、家行くから」
『え?』
「7時に行くから...帰ってくるまで、待ってるから」
『おい...』
「じゃ、そんだけ」
『にのみ...』
おーのさんが、何か言いたそうだったけど、通話を切って、電源も切った。
ずるくて、ごめん。
けど、オトナはもっとずるいから。
アンタが逃げないようにするには、こうするしかないでしょ?
後は、おーのさん家に行くだけ。
帰ってくるまで待ってるって言ったから、きっと7時には帰ってきてくれる。
スマホと書類をトートバッグに突っ込んで、制服を脱いだ。
先生と生徒、じゃなくて、さ...
俺とアンタで話したいんだよ。
いつもは着ない、少しかっちりしたシャツを引っ張り出して身につけた。
少しは、オトナに見える?
少しは...俺として見てもらえる?
鏡の中の自分を見て、笑う。
こんなの、ダメだ。
外見だけ整えたって、無意味だよ。
シャツを脱いで、いつものTシャツの上にパーカーを羽織った。
7時まで、何してよ...
とりあえず、ベッドに転がって、ゲーム機のスイッチをonにした。
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おはよーございます。
昨日からワクワクエントリー始まってましたね。
すっかり忘れておりました(笑)
今年はWESTくんが来るんですよね?
賑やかになりそうだなぁ(♡´艸`)