ふたりだけのヒミツ☆番外編☆卒業の日(大宮さん) 4 | 嵐さんに愛を叫べ

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相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
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美術室のドアの前で、ふぅ、と息を吐く。

智を呼びに来ただけなのに、なんで、こんなドキドキしてんだ。

これで、最後、だから?
うん、そう。
だからに決まってる。



そっと、ドアを開ければ、真っ白いスケッチブックに向かう、ちょっと丸まった背中が見える。


ふいに、右手が持ち上がる。

しゃっしゃっ...って、小気味いい音をたてて、鉛筆がスケッチブックの上を滑る。


智が絵を描いている時は、周りの音は聞こえなくなるらしい。
ずっと...小さい時から、そう。

僕は...小さい頃から、絵を描いている智を見ているのが、好きだった。
智の綺麗な手から、次々と生み出される世界が、好きだった。

僕の隣で、黙って絵を描いている智が、好き、だった...


「...泣くなよ、かず...」

鉛筆を動かしながら、智が呟いた。


ビックリして、息が止まる。


「...お前に泣かれると、どうしていいのか、わかんねぇんだよ...」


泣いてなんか、ない...
そう、言おうと思った、のに。
声が出なくて...
かわりに、零れたのは、1粒の、涙。


「絵、描いてる時は、周り、見えないんじゃないのかよ...」

「...うん。でも、かずは、分かる。かずのことだけは、わかる」


なんだよ、それ…

それって...それって、さ...



ぱちん


鉛筆をイーゼルに置いて、智が振り返った。



「...泣くなよ...」


「...さとしの、せいだ...」


近づいて、来る。
智が、僕に。



下を向いた僕の視界に、いろんな絵の具がついた智の上履きが、入ってきた。