「あのさ、相葉くん...」
「なぁに?」
「俺の決意表明、聞いてくれる?」
俺の部屋で、もう、酒は飲む気分にならなくて、コーヒーを持って向かい合って座る。
「しょーちゃんの?決意表明???
あ!初詣のとき言ってたやつ?」
「うん、そう」
「俺が、聞くの?」
「うん、聞いて欲しい、の」
ふぅ、と小さく息を吐く。
よし、言うぞ、俺!
「私、櫻井翔は、相葉雅紀を幸せにします。
2人で、幸せに、なります」
コーヒーを持ったまま、相葉くんがきょとん、とした顔で俺を見つめる。
その手から、カップを取って、そっと、手を握る。
「俺、お前が好きだ。お前の隣にいたい。
何があっても、嵐は嵐だって、智くんも言ってくれたし、松潤も、応援してくれたよな?
正月休みに、親に結婚はしない、孫は諦めてくれって、言ってきた。俺の幸せだと思う道を進めばいいって、言われたよ。
だから、お前が俺と同じ気持ちだったら、俺の隣にいるって、言ってくれないか?」
「なに、言ってんの、しょーちゃん...」
君の瞳から、涙がこぼれ落ちる。
「何、言ってんのか、全然わかんないよ...」
「雅紀...お前が好きだ」
こぼれる涙を指で拭う。
「お前は?」
「...うん、好き。しょーちゃんが、好き。
ずっと、ずっと、しょーちゃんが、好き。
俺、しょーちゃんを好きでいていいの?
隣に、いていいの?」
「うん、いい。ってゆーか、 いてくれなきゃ、困る。
...キス、してもいい?」
「もぅ、聞かないでよ、そんなこと...」
顔を赤くして、目を伏せた相葉くんに近づいた時、相葉くんの電話が鳴った。
「わ、ごめん!...って、ニノ?」
がくーって、肩を落とした俺に、ごめんね?って、笑って、電話に出る。
「え?箱?うん、あるよ」
電話しながら、片手で智くんからもらった掃除機の箱を開けているから、手を伸ばしてスマホを取って、スピーカーのボタンを押して、テーブルの上に置いてやった。
『小さい箱、入ってるでしょ?』
『みどりとー、あかのー、リボンだぞー?』
『白い箱な!』
ニノの声の後から、智くんと松潤の声も聞こえてきて、相葉くんと2人、顔を見合わせて、笑う。
「あ!あった!」
相葉くんが、箱の奥から白い箱を取り出した。
『それ、俺たち3人からね。じゃ、お邪魔しましたー!』
ブツ!って、電話が切れて、俺達はまた、顔を見合わせて笑った。