カーテンの隙間から差す光に、目を細めた。
もぞり…
寝返りをうつと、隣にはだれもいなくて…
「おーの、さん?」
慌てて起き上がって、時計を見れば、
まだ出勤には早い時間。
「 ………色んなとこが、痛てぇ… 」
そう、呟いて、また布団に倒れる。
ただ、欲望を吐き出すだけだと思っていた行為が、
あんなにも、心を暖かくするなんて知らなかった。
昨日のいろいろ、を思い出して、
顔から火が出そうになる。
途中から、記憶がない…
それなのに、Tシャツとスウェットを着ている
ということは…
おーのさんが、着替えをさせてくれたって
ことだよな?
お礼を言うべき??
いや、でもそもそも、人が気を失うまで
ヤル方が悪くないか?!
…どっちにしろ、恥ずかしすぎる…
「だめだ、起きて風呂、入ろう…」
二度寝を諦めて、のろのろと起き上がる。
ドアノブに手をかけようと、手を伸ばした瞬間、
開かれたドアにびっくりする。
「あ、おはよ。風呂、入れるよ?」
「…うん、おはよ」
びっくりしたのと、気恥ずかしさとで…
おーのさんの顔を見ずに、
横を通り過ぎようとしたら、腕をつかまれた。
「おはよう、のキス、は?」
一気に血が逆流する。
「するかよ、バカ!」
腕を振り払って、バスルームに逃げ込んだ。