あれから、2年。
俺たちは相変わらず、で。
毎日LINEでやり取りして、たまに電話して。
雅紀は無事に志望校に合格して、
俺は今年、大学に進学する。
早く大人になりたい、
雅紀の隣にずっといたい、
その気持ちは今でも変わらなくて。
そろそろ、出る頃かな
LINEの画面を開く
『忘れもん、ない?』
すぐに既読になる、それ。
『ないよ!
今から行くから、待ってろ!』
変な動物のスタンプ付きで送られてきた返事に
頬が緩む。
『待ってるよ』
そう書きかけて、消した。
窓の外、空を見上げる。
今、見ている空の色は違うけれど、
いつでも、つながっている…空。
この空を飛んで、もうすぐ、来る。
あの眩しい笑顔に、会える。
はやく、触れたい。
2年の猶予をやったんだ。
もう、逃がさないよ?
もう、離してなんか、やらないからな?