-和也side-
夜遅かったのが、唯一の救いだった。
救急車がくるのが早かったし、人が少なかったから、
俺が救急車に乗っても、騒がれなかった。
翔さんも一緒に同行させてようか迷ったが、
いつも機敏に行動する翔さんが、呆然として、動けない様子を見て、
連れていっても……………と思ったので、
マネに連絡して、連れて帰ってもらった。
美奈が、救急車に運ばれる直前、
美奈 「翔………、大好きだよ」
と言っていたのは、翔さんに聞こえたのか分からない。
だけど、その後の救急車の中でも、ずっと翔さんの名前を呼んでいた美奈を見ていると、
胸が苦しかった。
自分が重症な状態でも、翔さんの名前を呼び続けるのを聞いて、
美奈の中には、翔さんしかいないのだと改めて思い、
羨ましかったと同時に、病院に着いたら、
翔さんに来てもらうよう連絡することにした。
-翔さんを愛してると思っていた美奈だからこそ、考えなかったんだ
数時間後に起こる事態のことをー―ーーー
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