咲と初めて話したのは、僕がまだ領と掛け持ちだった頃だね。


 咲もまだ、名前が違ったね。


 覚えてるかな?


 咲に、僕(静夜)と領が同一人物だって教えた時の事。


 あの時、咲なら信じても良いなって直感で思った。


 不思議だなって思った。


 咲の素の話を聞いたとき、素直に咲の両親に腹が立った。


 普段、人の事なんて正直どうでも良いって思ってたのにね。


 でも、咲と逢って他の人に対しても考える様になった。


 ありがとう。


 本当は、年齢的に僕の方がしっかりしなきゃいけないんだろうね。


 咲と話してると、良い意味で気を抜いても良いんだなって思う。


 気がつけば、静夜としてじゃなくて、素で話すことも結構ある。


 咲は、記憶が無くなるって言ってたよね?


 もし、忘れても何回でも思い出させるから。


 そうしてれば、忘れても記憶の隅っこの方で残ると思うから。


 たまには、頼ってよ?


 いっつも、僕ばっかりじゃ悪いから。


 それから咲...僕の変化に気づいてくれてありがとう。


 やっぱり、咲には敵わないね。


 僕のこと、お見通しなんだもん。


 咲、色々とごめんね。ありがとう。


 そして...これからもよろしくね?



 From:静夜。










negai~星じゃなくて貴方へそっと祈る~-miou