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嵐のち、嵐

嵐さんの妄想小説です。
BLはありません。
リアル設定もありますので、苦手な方はご注意ください。
アメンバーは随時募集しています。

自作ディスクラベルもアップしています。

 

『ただいま~』

 

 

玄関までお出迎え

 

 

『疲れたから先にシャワーにするわ』

 

 

いつものただいまのチューもなく、リビングを素通りの翔ちゃん

 

 

仕事ではミスしてないし、あたし何かしたのかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

向かい合って食べるオムライス

 

 

いつもなら

『んまっ』とか言いながらリスみたいに食べる翔ちゃんなのに

今日は会話もない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

味気ない夕食の後、洗い物を済ませて

ソファに座ってテレビを見ている翔ちゃんの隣に座る

 

 

いつもと変わらない翔ちゃんの横顔

 

 

『ねぇ、翔ちゃん』

『ん?』

 

 

こたえてくれるけど視線はテレビのニュースのまま

 

 

今まで何回もケンカしたけど、そのたびに翔ちゃんは

『ケンカってさすごくイラついたり腹が立つけど、お互いを理解するためには大切なことだよ。大事なのはその後、ちゃんと仲直りすることだよ』

 

 

そう言ってたのに、今日はケンカにもならない

 

 

重苦しい空気に耐えられなくて

『コンビニ行ってくる』

財布とスマホだけ持って翔ちゃんの部屋を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りたくない

 

 

翔ちゃんと一緒にいたくない

 

 

公園のブランコに腰かけて買ったばかりの缶チューハイを飲んでるあたし

 

 

イタイ女だな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

『美唯子さん?』

 

定食屋さんに連れて行ってくれた時と同じオフスタイルの駿さんに声をかけられた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ん~。まぁ彼の気持ちオレはなんとなくわかるけどね』

 

『なんでですか?』

 

『早く帰って彼を安心させてあげな。送るからさ』