伝えたいこと 21 | 嵐のち、嵐

嵐のち、嵐

嵐さんの妄想小説です。
BLはありません。
リアル設定もありますので、苦手な方はご注意ください。
アメンバーは随時募集しています。

自作ディスクラベルもアップしています。

 
HRが始まる前に教室にもどらなきゃ
 
使ったベッドを整える
 
保健室を出ると、なんだかスッキリしてた
 
昼寝しちゃったから?(笑)
 
 
 
 
 
 
 

『悠恵!』
 
教室に入ると純子はもちろん
仲良くしている女子が何人かあたしの机を取り囲む
 
口々に、おーちゃん王子のお姫様抱っこの話してる
 
とにかくかっこよかったんだから!って、純子もまたコーフンしてる
 
松本先生がぶっちぎりの人気ナンバーワンだったのに
今回のことでおーちゃんの人気急上昇だわ
 
 
 
 

『やっちゃん!』
 
教室の後ろのドア開けて、まーくんが飛び込んできた
 
机を取り囲んでた子たちが
『キャッ!相葉くん!』
『かっこい~』
口々に言ってる
 
『倒れたんだって?大丈夫なの?』
 
『うん。もう大丈夫』
 
ガッツポーズして見せると
ふわって抱きしめられた
 
『よかった~!びっくりしたんだからね』
 
教室中に悲鳴のような『キャー!』が響いた
 
『あ~、ごめんごめん。じゃ、俺帰るから補習頑張って』
 
少し照れたように笑って教室を出ようとするまーくんの背中に
『まーくん、ありがとね~!』

大きな声で伝えた
 
 
 
 
まーくんと入れ違いで教室に入ってきたおーちゃん
 
なんだかイライラオーラ出してるみたい
 
『HR始めるぞ。えっと・・・月曜日は時間割通り。週末ハメ外さないように。以上』
 
いつもと同じ、超短いHRは終わった
 
 
 
 
 
 
『悠恵は相葉くんのことどう思ってんのよ?』
 
HRが終わると純子がすっ飛んできた
 
どうって、まーくんは好きだけど?
 
『あんな抱きしめられちゃってさ~。ファンに殺されるよ?』
 
だってあんなことしょっちゅうだし、別にどーってことないじゃん
 
『まーくんだってあたしだって、何とも思ってないんだけどなぁ』
 
『ほんとにアンタって・・・相葉くんだから、やばいんじゃないのよ。ドキドキしないの?』
 
『しないよ~。だってまーくんだよ(笑)』
 
幼馴染って恋愛に発展する可能性が高いんだからね、とか
あの相葉くんに抱きしめられて何とも思わないって、悠恵は不感症だ、とか
純子はしばらく言ってた
 
 
 
 
 
『ごめん、補習行かなきゃ』
 
『今日最終日でしょ?頑張んなよ。じゃ、月曜日ね!』
 
 
 
 
 
 
 

資料室に入るとおーちゃんはもう席についてた
 
いつものように向かい合った机
 
『おせーぞ。俺のこと待たせるなんていい根性してんな』
 
おーちゃんの前に座る
 
『すみません。それと今日はありがとうございました』
 
あたしの言葉には何の反応もしない
 
手元のノートをパラパラめくると

『今日はここからな』
 
おーちゃんのノート、すごく見やすくポイントがまとめられてる
 
さすが先生だよなぁ
 
 
 
 
 
『じゃ、これで補習は終わり』
 
は~、やっと終わった
 
『あぁ、さっき言ったご褒美な。これやるよ』
 
ポンとあたしの机の上に投げられたノート
 
もしかしてこのノート、あたしのためにまとめてくれた?
 
『誰にも言うんじゃねーぞ。おまえだけにあげたのがばれたらヤバいからな』
 
あたしだけ・・・
 
あたしにだけ・・・
 
特別感を感じて胸がきゅっとなった
 
 
 
 
 
おーちゃんにもらったノートをリュックにしまって、机の上のものを片付ける
 
『おい、悠恵』
 
『は、はいっ!』
 
突然呼ばれてまた忙しくなる心臓
 
『相葉と付き合ってんのか?』
 
じっとあたしの目を見て、真剣な表情
 
いつものほんわかした雰囲気はどこにもなくて
オトナのオトコのひと
 
『付き合ってません。まーくんとは生まれた時から一緒の幼馴染です』
 
視線が外せないまま事実をこたえた
 
『悠恵は付き合ってもいない男に抱きしめられるんだ?』
 
そんなんじゃない
 
まーくんとは、そんなんじゃない
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

『俺以外の男に触らせんじゃねーぞ』