翔ちゃんを促してリビングに戻ると、奈津子がビールを用意しているところだった
『さて、と。今日はみんな来てくれてありがとう。4人そろわなくても時々顔だしてよね。今後とも俺だけじゃなくて、綾のこともよろしくぅ』
乾杯をしようとしたその時
『あー!翔ちゃんの唇に綾ちゃんの口紅がついてるー!』
翔ちゃんを指差して、相葉ちゃんが叫んだ
『ヒューヒュー』
『オイラ達を待たせて、なにしてんだよぅ』
『あー!俺もさくらちゃんとチューしたいっ!』
唇をペロリと舐めながら
『いいじゃんかよ、チューぐらい。なぁ、綾?』
いきなり振られても…
ニヤニヤした顔の中で、一人だけ睨みつけるような表情のカズ
翔ちゃんは全然気づいていない
何も言えずにうつむくと
『綾ちゃん、照れてるし』
ニヤニヤしたリーダーが言う
『羨ましいだろー』
翔ちゃんがあたしの肩を引き寄せる
カズ、一体どういうつもりなの?

