痕 1 | 櫻葉で相櫻な虹のブログ

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綺麗な体の一部分にどうしても目がいってしまう。最近、特にそうだ。





どうしてなんだか
どうしても
どうしようもなく触りたくなった。




 











みんなで着替えるのを、チャンスとばかりにいつものように冗談っぽくジャレているように見せかけて





左肩に触れた
胸の傷にも触れた





そこにある痕に。





ただ触っただけなのにそれだけで、俺の身体の中心が熱くなる。
この痕を俺だけのものにしたいと言う欲求が俺の頭からずっと離れない。





なぜ体が熱くなるんだ?
なぜこんなにも求めたくなるんだ?





この痕に俺は何を感じてるんだ?


















「しょーちゃん!くすぐったいって!」





体を捩らせ笑う、その声は聞き慣れたものなのに






「翔さん、相葉さん笑いながら泣いてますよ〜」

 


「ニノー。助けてー!くすぐったーい!」




「ちょ、相葉ちゃんっ!大丈夫か?!」




「リーダー!だめー!くすぐったーい!」







この人、こんなに綺麗だったっけ?
いや、前からも綺麗ではあったし可愛い笑い方だと思っていたのは間違いないけど






「いーじゃん、ほらっ!ははは」




自分の中の感情に頭が追いついてはいないのに、どうしても触れたくて、誤魔化すかのようにまた触れた。







「あっ……しょーちゃん…ダメ…だって」



「…えっ…」






なんだこの色気は?
今の目は?今の表情は?






「あ…ごめん」




あまりの色っぽさに、思わず女の子への返しみたくなる俺に、さらに色っぽさが増したのは気のせいか?





「ふふ…」





このさっきまでとは違う笑い方が、意味ありげに感じるのは、俺だけ?










「相葉さん大丈夫ですかー?」



「相葉ちゃん無事かー?」




「ニノー!リーダー!!大丈夫…じゃねーわ!涙出たー!!」






あはは!って笑いながら服を整えながら俺の方に振り向いた相葉くんの口が動いたのは、これも俺の気のせい?








「しょーちゃんのエッチ」








慌てて視線を外してしまった。