「ねぇ?今週末…もし時間があったら映画でも行かない?」


普通だったらすんなり言えるこの言葉を言うのにどれだけ悩んだだろう?

だって断られたらやっぱり凹むし、次どんな顔して会ったらいいか分からないから。


勇気を振り絞って気になってる潤くんを誘ってみた。

ホントは誘っちゃいけないのに…

誘っちゃいけないと思っていてもどうしても二人だけで会いたかった。


どうして誘っちゃいけない?

それは潤くんにもあたしにも相手がいたから…。


最初はただの同僚だった。

でも、気づいたら潤くんを目で追うようになってたけど

あたしにもちゃんと彼氏がいたからそれが恋だとは気付かなかった。


それが段々ドキドキする感情が芽生えてきて…


「ねー、これってどうやるの?」


って聞かれたから、近くまでいって説明をしてる時に触れる服と服…

たったそれだけだったのに心臓がバクバク…。

それを悟られないように必死に抑えていた。


その時、あたしは潤くんに恋をしてるんだと自覚した。

ただこの気持ちは絶対に知られちゃいけない…。

そう思いながら過ごして半年が過ぎた頃…

もしかしたら潤くんもあたしのこと?って錯覚するようになってた。


何かを話す時、やたら接近して…

顔を近づけて笑顔を振りまかれたら、誤解するよね?

ううん。潤くんもきっとあたしのこと・・・。


数か月前から他の同僚や彼氏には内緒で携帯でやり取りをするようになってた。


―今日もおつかれさま―


とか、くだらない戯言だけど…

疲れてるだろうから返事はいらないからって言っても必ず返信してくれる潤くん。


―おやすみ―


その一言だけでもあたしにとってはスゴク幸せなやり取りだった。

別に秘密にすることでもないし、付き合ってる訳でもなかったんだけど

あたしも潤くんも二人のやり取りは秘密にしてきた。



そんな中での映画の誘いだったんだけど…

ドキドキしながら返事を待つあたし。

いつもやり取りしてる時間に送ったのに返事がなかなか来なくて…

やっぱり潤くんの彼女にも悪いよね…

二人で会うのはやっぱり無理に決まってる…


そう諦めかけてた時、、、


――OK――


たったの二文字なのにキュンっと胸が高鳴った。

潤くんが彼女をスゴク好きで大切にしてたのも知ってたから…。

まさかの返事だった!



そして約束の週末。。。

あたしは職場の人たちとお茶してくると彼氏に嘘をついて出かけた

ううん。嘘じゃないもん!潤くん職場の人だもん!

たち・・・これは嘘だけど…。

ただ映画を見るだけだから別にいいよね?



映画館で待ち合わせをして、ポップコーンと飲み物を二つ買って中へ入った。


一番後ろの真ん中。

二人ともいつもこの位置でみるという意外な共通点(笑)

席に座って映画が始まるまで色々話しながらポップコーンをつまんだ。


次第に暗くなり手元も見えづらくなった

本編が始まり、映画の世界へ引き込まれ…

潤くんが持ってくれてるポップコーンに自然と手が伸び、手がぶつかった。

お互いの顔をみて、声に出さずに

“ごめん”

それでも何度か手が触れて、その度にドキドキしてるあたし…


映画に集中したいのにそれどころじゃない…///

何気なく潤くんを見ても映画に集中してて、手が触れるなんて気にもならないのかな?

あたし一人でドキドキして…バカみたいだよね?


そのうちポップコーンもなくなり手は触れることもなかった


せっかく来たんだから今は映画に集中しなきゃ、、、

と気を取り直してまたまた映画の世界へ。。。

あたし、映画に入り込むといつも手を肘掛けに乗せちゃうの…

気付いたら潤くんの肘とぶつかってる


あっ…潤くんも使うんだ…と思って

気を遣ってとっさに手を引っ込めようとした時…

あたしの手を潤くんが掴んだ

思わず潤くんの顔をみたけど潤くんはスクリーンをじっと見つめていた


そして潤くんの手があたしの手を握った


ダメだよ…潤くんって思って振りほどこうとしたけど握る潤くんの手が強くなる


別に…キ スをした訳でもなくただ手を握ってるだけど…

それだけなのに胸が張り裂けそうになってた


お互いに好きといつ感情を出した訳じゃないけど…

その時だけは同じ時間が流れていて…

一瞬だけどこのまま時間が止まればいいのに…

なんて乙女チックなことまで考えてしまった


お互い相手はいるけど…

好きという気持ちはきっと通じあってる。。。


いつも同じ職場にいるからきっと彼氏彼女よりも長い時間を一緒にすごしている

浮気をしてる訳じゃない…

でも周りからみたら相手がいるのに違う人と一緒にいるのは浮気と感じるのかな?


でもそれ以上の関係を求めてる訳じゃない…

触れるか触れないかの微妙な距離感…

きっとその距離を保つことでいつもドキドキを感じられる…

あたしはそう思う!


だから映画が終わっても距離が縮まることはない?

いや…

少し距離が縮まった


映画館に入る前は少し離れてた身体が出る時は密着している


今、潤くんは何を思ってるのかな?

聞きたいけど聞いちゃいけない気がした!

密着して歩いてるこの瞬間が潤くんの答えだと思うから。。。


だからこのまま・・・

少しだけ潤くんに触れててもいい?


そう想いながら伸ばした手に潤くんの手が絡まった



このドキドキがたまらない…

やっぱりあたしは潤くんに恋してる。。。



ねぇ?潤くん…

今度はどこに行く?



そして再び仕事に追われる週が始まった。


でも一つ違うのは・・・

潤くんと「触れるか触れないかの距離感が少し縮まった。。。




~END~



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


こんばんは~

じゅま☆です(笑)


リハビリがてら少しずつ書いていた短編がやっと書き終わったー(笑)

短編にどれだけ時間がかかるんだよ!と誰かに突っ込まれそうですがww


いやぁ~

久々に書いたら難しいわ~(笑)

少し新鮮なドキドキを味わいたくて書いたお話です

かなりブランクがあったから、スゴク下手くそですが(笑)

最後まで読んでくださった方がいたら感謝します☆



どうもありがとう

少しずつ復活できたらと思いますのでお付き合いくださいませ~♪



以上、、、

明日も一日仕事のじゅま☆でした~