いえないアメイジングファミリー( ・∇・) | 天野麻菜オフィシャルブログ「楽しんだもん勝ち」Powered by Ameba

いえないアメイジングファミリー( ・∇・)


天野麻菜です(・ω・)



終わってちょっと時間経ってしまってますが、
作品についての話を書きます。


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ネタバレ、って言っても
今回はDVDにならないので
書いても大丈夫かな?




今回の作品は、
悪魔の一族である三姉妹、
その次女が人間に恋をしてしまう物語でした。
許されざる恋をしてしまった次女は、
なんとか隠し続けようとするけど
姉妹にバレて、さらには父にもバレてしまい。
そんな中家族は2人を認めてほしいと
必死に父に頼んだり助けたりしてくれるものの、
最後は次女が別れる決意をして
彼の記憶を消す…けど…というお話でした!


イヌッコロさんでは初の、
泣ける話でした。


びっくりするくらい
作品に出てくるキャストの役名が少なく

長女《カイリ》怪力の持ち主
次女《メモリ》記憶を消せる
三女《サトリ》人の心が読める

メモリの彼氏《空野晴海》人間

三姉妹の《叔父》触れたものを見えなくする
三姉妹の《父》時間を戻せる
カイリの《旦那(オグル)》変化ができる

家に住み着いてる《悪霊》目玉を集めるのが趣味
突然やってくる《泥棒》人間
晴海を助けに来た《神父》人間


10人中、正式に名前が付いてたのは4人だけでした(笑)
旦那さんが「オグル」という名前というのは
脚本、演出の羽仁先生が後日談で教えてくれたもので、
劇中では呼ばれることはなかったので。




それぞれの能力にちなんだ名前がついた、
三姉妹のあたしたち。
そしてその家族のみんな、
巻き込まれていくやつら。
人間の晴海くん。



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今回あたしが演じたのは、
次女である《メモリ》という悪魔の女の子でした。

いわゆる恋する女の子役で、
今までか弱い役や、見えない役、
いろいろやらせて頂きましたが。
今回もまた新たな挑戦でした。


悪魔、というところは一度置いておいて。
なぜなら人間の彼と付き合うために
人間ぽく振舞っていて、
劇中では悪魔らしさはほとんど出すことなかったので。

何より難しかったのは、
「しおらしい役」というところ。

父の前でのメモリも
姉と妹の前でのメモリも
ちょっと違って、
さらに彼氏の前ではもっと違って。
そんな細かい違いや
恋に一生懸命な女の子というのは
天野麻菜の人生にはない引き出しでした。



あたし自身は気が強く、
芝居でもそういう役の方が多かったので
姉のカイリ役の方が
"らしい"と言われたかもしれません。


ちなみに顔合わせで本読みしたときは
あたしはカイリ役かもしれませんでした。
他の配役もそうですが、
三女のサトリと悪霊の役以外は
誰がどれになるかは未定でした。


その後稽古した結果、
「イヌッコロの今までにない作品だから、
配役もみんなが今までにないことをするのがいいんじゃないか」
という話の結論から
カイリがわかまっちょこと若松春奈ちゃん
そしてメモリがあたしになりました。




あたしはそのことがとても不安で、
観に来た皆さまが
「違うメモリが観たかった」
「まなちゃんらしくなかった」
「なんか違う気がする」
と思ってしまうんじゃないかということを
心配しすぎて、
その様子をみんなにも心配されました(笑)





いつものあたしとは違う、だからこそ
「それが、よかった」
と思ってもらえるように
必死に《メモリ》になろうとしてました。


だけどぜんぜんうまくいかなくて。



最後の稽古の頃、
やっとその出口を見つけられた気がしたのは
「メモリになろうとするのではなく、
あたしのメモリでいいんじゃないかな」
と思えてからはとても背中が軽くなりました。



新作であり、
再演をするかもしれない場合は
初演になるわけで。
だったらこの作品のメモリは
「天野麻菜」だと、
そう自分に言い聞かせてました。





あたしのことをもともと知ってる方は特に
作品を見てる最中に
「天野麻菜」がよぎってしまっては
台無しになってしまうからこそ
難しくて大変で、だけど楽しかったです。

演じてるのはあたしだけど、
そのあたしがメモリを演じきれたとき
きっとあたしが昔憧れた
「女優」って職業を
本当にやれてるって実感するんだと思いました。


観に来てくれた皆様は、
あたしのことを知らなかった皆様は、
どんな風に《メモリ》がうつりましたか?





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観に来てくれた方々からは
とてもありがたいことに
素敵な感想を沢山もらいました。

終わってからもまだ、
本当にあたしが《メモリ》でよかったのか
不安が残ってましたが(笑)


だけどいつまでも不安でいたら
観に来てくれた皆様に
とても失礼だなと思って。

たしかに心配ではあったけど、
あたしが舞台上にいて
《メモリ》になって
笑って泣いたことになにも嘘はなくて。


みんなに聞かれたけど
全公演泣いてしまったし
なんならはじめて通しをしたときは
泣きすぎて大変でした(笑)



苦手だな、怖いな、と思ってはいたけど
終わる頃にはあたしは
《メモリ》が大好きになってました。



アフタートークでも言いましたが、
またやるとしてもあたしはメモリがやりたいし
脚本を読んだ時から
やりたかったのはメモリでした。




あたしが《メモリ》でいられた時間は
限りなく一瞬でしたが
足を運んでくれた皆様と
一緒に舞台にいたキャストと作ったあの時間は
奇跡以外のなにものでもなかったです。




家族や恋人のために恋を諦める、とか
恋に一生懸命に生きる、とかっていう経験は
ほんとにしてこなかったけど
この作品を通して
「恋がしたい」「人を好きなるって素敵」
と実感しました。


それと同時に
家族をとても大切にしたくなる作品でした。

あたしの父は亡くなってしまったので
父に彼を紹介するってちょっとした憧れではあるから
作品でそれを経験できて楽しかったし、
母と兄がいるので
2人を守るためなら誰が相手でも
あたしは戦うだろうなと思いました。



観た皆様も、
同じように家族や大切なひとを
大事にしたいなって思ってもらえたら幸いです。




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イヌッコロさんでは初の女の子がメインで
しかも笑って泣ける作品ということで
今回が評価高いと、また羽仁先生が
女の子メインの作品を書いてくれるんじゃないかと思いまして(笑)


沢山の方に楽しんでもらえた
「いえないアメイジングファミリー」


再演ももちろんのこと、
また羽仁先生が笑って泣ける話を書いてくださるのを
楽しみにしたいと思います!




あたしは《メモリ》を演じられて
「いえないアメイジングファミリー」に出ること出来て
本当に幸せでした。



"いえアメ"を愛してくださって、
うちのファミリーを愛してくれて
そして《メモリ》を受け入れてくれて
ありがとうございました!





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なんかもっと書きたいことあったし
これでいいのか読み返すのも嫌だけど
とにかく、

この作品に関わる全ての方へ、

誠にありがとうございました!!!









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■撮影会情報
☆10月15日(日)
グラ☆スタ!HP


■ニコ生公開生放送
☆ビール女子会。
10月15日(日)
天野麻菜のビール女子会。 ~第44回~
19:30-21:00 グラ☆スタ!水天宮前スタジオ(トークライブ)

【出演者】
天野麻菜
<ゲスト>
千葉夏実
Rino
胡桃彩子

ニコ生公開放送です
集合:開始10分前までにグラ☆スタ!水天宮前スタジオにお越し下さい。
女子会ですが男性も観覧できます。




必死に積み上げたものは
あっさりと壊れていく



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