生憎の雨。
松林にも降っていたかもしれないな。
止んだ後の霧なのかもしれないし、
これから降るのを、
知らせているのかもしれないな。
力強いのに
すごく儚く感じるのは
作者の死を
史実として知ってるからなのかな。
悲しいくらい
繊細で純粋な
墨の線の集合体が
あるはずのない奥行きと
漠然とただ
ひんやりとした空間を
確かに
そこに
書かずして
存在させている事に
もう何がなんだか、
わからなくなった。
今日も眠れそうにないな。
あー明けるな、夜。
すすむな、短針。
目を閉じるな、人間。
というか、私。
ユカクスピア
