国際人権NGO アムネスティ日本~ここだけの話~ -31ページ目

ナオミ・ローレンス展再び


アムネスティ日本・スタッフブログ


Naomi Lawrence in Inzai 展


ナオミ・ローレンスさんの個展も、2007年、2008年とやってきて、今年は3年目。

徐々にファンも増えてきたようです。


今年のナオミ・ローレンス展は、千葉の印西の古民家で行うとのこと。

夏休みの1日、かわいいけどちょっとどきっとする動物達の絵を見にいらっしゃいませんか。


今回はアムネスティ日本の募金箱を会場に置いてもらい、ナオミさんがアムネスティ日本へデザインを提供してくれたトートバッグも販売していただく予定です。



2009年8月21日(金)~23日(日)10:00~18:00(最終17:00まで)


会場:宮崎邸 千葉県印西市船尾483
(宮崎邸は推定18世紀後半に建てられた大変貴重な古民家です。)

地図


ナオミ・ローレンスさんは、ドイツミュンヘン出身のアーティストで、ポスターを描いたり、アートを通じて「子どもの人権を守る」活動なども行なう作家です。

アムネスティ・インターナショナルドイツ支部に協力して、ミュンヘンの地下鉄マリエンプラッツMarienplatz駅でFOLTER IST BARBAREI(拷問は野蛮だ)というポスターを描くパフォーマンスをしたアーティストです。

ナオミさんの絵は、動物たちが「ちょっと寂しげな表情」をしています。
それは人間の子ども達の表情だとのこと。ドイツの子どもも日本の子どもも世界中の子どもたちは無邪気で楽しげである反面、寂しげで不安そうな表情をしています。そんな子どもの表情、仕草を動物に置き換え表現する。
それがナオミさんの絵の特徴です。かわいいけど少し陰のある動物達がミュンヘンのたくさんの人々に支持されるのだと思います。


Naomi Lawrenceプロフィール

日本ではまだ無名のアーチストですが、ドイツのミュンヘンでは地下鉄のポスターやチョコレートのパッケージ、街角のカフェのファサードなどでちょくちょく作品に出会います。


1966年ドイツ、ミュンヘンに生まれる。
1987年州立Lugwig Maximilian大学にてArt、心理学、美術史を学ぶ。
1993年初の個展を開く。
1998年Glockenbachvertel地区にアトリエを開設。
1998年~ヨーロッパ各都市で個展を開催。
2007年日本で初個展。アムネスティ日本へデザインを提供。

26年前に失踪した2人の少女

1982年6月2日、エルサルバドルで7歳と3歳の女の子が「失踪」しました。

26年も前の出来事です。


しかし問題なのはこの子たちがいつ消えたかではありません。

26年もの長い間、この子たちがどうなったか、生きているのか死んでいるのか分からないことです。

家族にとってはいつまでのこの子たちの死を悼むことができないことです。


おそらくこの子たちの消息は分からないままなのだろうと半ばあきらめ気味に、それでも・・・と一縷の望みかけ、アムネスティ・インターナショナルはこの子たちのアクションを開始しました。


世界中でハガキを、封書を、メールを、FAXを送りました。

日本支部でもニュースレターで取り上げ、また昨年暮れのアクション要請でも取り上げました。


そして会員ひとりひとりのハガキが大きな山になって、1つの波紋を起こしました。

そういった波紋のひとつを紹介します。


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皆さんの多くが、エルサルバドルで1982年に失踪した2人の姉妹のために活動を起こしました。

地元の人権団体と世界中の人々がプレッシャーを与えた結果、エルネスティナとエルリンダの失踪が起きた内戦における出来事を説明するために、いく人かの軍人が裁判所に召喚されました。
このことは、2人の少女に起こったことを家族が究明するための手助けになるかもしれません。


以下に、失踪した少女の家族と共に活動している団体からのメッセージの一部を紹介します。

「Pro-B?squeda Association(注:団体名)と一緒に活動している、失踪した少女たちの親族に代わり、セラーノ・ クルス姉妹のケースに取り組んでくださったアムネスティ・インターナショナルの活動家、とりわけ子どもたちの活動にお礼を申し上げます。

私たちは、さまざまな芸術的表現を通じて示された、独創性、優しさ、人間性に心を打たれました。」


ここで子どもたちの活動とあるのは、このケースが英国支部のジュニア向けアクションで取り上げられたためです。このシートを受けとった子どもたちは、さまざまなイラストなど描き添え、アピールハガキを送ったことでしょう。


地球の反対側で昔に失踪した2人の女の子。

26年も経っても解決のめどの立たないこの事件の母親の気持ちを察したみなの気持ちが集まり、

こういう形で少しの成果が出た―と喜ぶことにしましょう。


なお、英国支部が作っているこのジュニア向けアクションシート。

翻訳を添えてご希望の方に送ります。


アムネスティ・インターナショナル日本の谷口まで送り先をお知らせください。


送料のカンパ歓迎です。

谷口 rtaniguchi@amnesty.or.jp



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父親の市民証を手にするネパールの少女。

彼女の父親は治安部隊の手にかかって「失踪」した。

ネパールでは、10年の及ぶ内戦中に、不法な殺害や強制失踪、拷問などが横行した。


(reiko)



6月12日は児童労働反対世界デーです

2009年は「最悪の形態の児童労働」条約発効10周年です。


危険で有害な労働により、子どもの健やかな成長を妨げる「児童労働」。

中でも「最悪の形態の児童労働」と呼ばれるのは、人身売買、子ども買春やポルノ、債務労働です。

アムネスティ・インターナショナルが長年活動をしてきた子ども兵士も最悪の形態の児童労働に入ります。


これをテーマに、今年の児童労働反対世界デー・イベントは、

「闇の子供たち」上映会とシンポジウムを行いました。


当日券も含めて400枚用意したチケットは完売!

スタッフや出展者含めると約450人の参加でした。


5月後半の段階では、チケットの出が悪くやきもきしましたが、6月入ってからの追い込みで、みごと完売。


アムネスティ・インターナショナル日本は、NGO活動紹介デスクにて、

世界の子どもたちは今のシリーズ3冊

「子ども兵士」「児童労働」「子どもの人身売買」を紹介しながら売りましたら、皆さん手にとってご覧になっていました。

たくさん売れましたよ。



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会場の皆さんと大きなバナーでアピールをしました。

「CHILD」の「I」と「L」をつなげながら持っているのが、わたくしでございます。



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シンポジウムの様子



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署名をたくさんいただきました。


http://stopchildlabour.jp/

児童労働反対世界デー・イベントは、まだ続きます。


大阪事務所では

「子どもの未来のためのアクションデー」  が6/12~13と行われます、


こちらの方もどうぞ足をお運びください!


このキャンペーンに関係して、署名のお願いも来ました。

署名へのご協力もお願いします!


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教育のチャンスが少なく、家事労働などの負担も大きく、 子どもポルノや買春、人身売買の被害にあいやすい少女たちに焦点をあて、 4つの具体的な要求を求める署名活動を行っています。
「児童労働をなくそう! 3万人署名」にご協力をお願いします!
今日までに、オンラインと署名用紙で1513名にご協力いただいています。
  
署名は下記の署名サイトからしていただけます。
http://www.shomei.tv/project-1018.html

署名用紙をダウンロードして、学校や職場で集めたものを郵送してください!
http://stopchildlabour.jp

最終締切:6月30日(火)最終提出:7月上旬(予定)
※6月下旬に、途中集計したものを関連省庁に提出する予定です。
できる限り早めのご署名を、どうぞよろしくお願いいたします!


(Reiko)