結構前に、とある友人がSNS、LINE、番号全部消してどこかに行ってしまった。その子は元々精神的にも弱い子で、ビョーキじゃないんだと自分を戒めている子だった。
10年以上の付き合いの子達はとてもショックだ、って、悲しいって言っていた。
でも、その子達はきっと、生きていくために利用されていただけなんじゃないかと思う。
私の知ったことじゃない。何が真実かもわからない。そして私のこれはただの偽善だしお節介だ。
きっと我慢しながら理解しているふりをして、友達だと思い込んで、頑張ってきたんだと思った。
いなくなってしまった友人は、Googleで検索したら生きていることがわかった。インターネットって本当にすごいと思う。過去に使っていたアカウント名で検索したら、何でもかんでもでてきちゃう。可哀想に、ようやく逃げたのに。
そして私はきっと、いなくなってしまった友人を羨ましいと思ったんだ。全部を捨てて逃げてしまったあの子を。羨ましいと。
その子が何を抱えて何を悩んでいるかなんて知らないけれど、もう一度くらい遊びたかったって、3人で仲良かった頃のもう1人と話していた。連絡がつかないと言った時、家まで行こうとその子が言ったけれど、私はきっといないんだろうな、と思って、やめておこうと言った。
それでいいと思うならそれでいいよ。私はただの偽善者だ。知ったかぶりで何も理解していないただの大馬鹿者。ただ首を突っ込んだだけの人間だ。
今何してんの?どこにいるの?そんな些細な事も、もう聞けないのか、と思うと悲しくなる。かっと友人だと思っていたのは私だけで、向こうからはただ利用されていただけに過ぎないんだと思った。
この文章を書いていて、自分が何を言いたかったのか忘れてしまった。あの子が書いたサイトを見て、私は何を思ったのかも忘れてしまった。衝動的だった。何かを書こうと思った。だけど何も意味の無いものになってしまった。人の気持ちが見えるようになったらいいのに、と思うけれど、そうなってしまうととても怖い。あの子が私を忘れていたらと思うと怖いのだ。存在そのものをなかったことにされていたら、怖いけれど、もうそれはそれで面白いんじゃないかと思えてきた。