人気作家・原田ひ香さんの

「老人ホテル」を読んだ

 

主人公は高校中退で

やる気のないキャバ嬢をしていた

天使(えんじぇる)

 

彼女はとあるの野望を叶えるため

ホテルに住んでいる

老女に取り入ろうと

清掃員として入り込む

 

そのホテルの一階には

長期滞在している

老人たちがおり…

 

 

物語は

ひ香さんお得意の

さえない人生を送っていた主人公が

周囲の助けや自分の努力によって

トントン拍子に良い方向に進んでいく

すがすがしい読後感の

気持ちのいい作品

 

ラストがちょっとブラック

だったりするのも好き

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 

 

物語そのものが面白いので

お勧めです

 

読んでいて

この物語の舞台である

ビジネスホテルに住む老人の話に

なるほど!

開眼

 

 

今年の1月から三か月の間に

自宅で死亡した65歳以上の高齢者が1人万1736人

年間約6万8千人が独居状態で死亡

と推計されるという今朝のニュース

 

独居なのが問題だったら

そこそこお金があって自立している高齢者は

安いビジネスホテルをマンスリー借り

するのは効率いいんだろうなって

改めて感じた

 

 

掃除はしてくれるし

安否確認もしてくれるし

ホテルによっては

軽食だってとれる

 

なにより

有料老人ホームほどには

先行投資がいらない!

 

安ホテルに老人ばかりが住む時代

来そうな気がする

 

まてよ

インバウンドと円安で

宿代は上がっているんだった

ホテルに住み続けるのは

難しいかも

 

 

だとしたら

ホステルやゲストハウスはどうだろう?

一泊2000円くらいからあるし

自炊もできる

敷金礼金なしの

格安の家だ

 

プライベート空間はあまりないけど…


若者向けのゲストハウスが

老人だらけ

それも面白そうだな

外交的な人たちばかりだろうし

 

結構、昔バックパッカーだった

なんて人たちが集まってきて

ワイワイ楽しくやってけるかも

昔話も盛り上がりそう

 

※※※

 

同じく登場人物のひとりが

不動産取引でリッチになる話

「財布は踊る」

 

 

こちらも面白かった

 

 

「古本食堂」

「三千円の使い方」

「一橋桐子(76)の犯罪日記」←NHKでドラマ化されてます

「財布は踊る」

「東京ロンダリング」

も併せてどうぞ