イスタンブールに着いたその夜
トラムでスルタン・アフメット広場に降り立った
息子Aがつぶやいた言葉
確かに!
薄紫色の夕闇に
艶やかに浮かび上がる
ブルーモスク
ヤシの植栽と整備された広場
ほんと、
どこかの遊園地のアトラクションみたい
夜景を集まる人たちも
みんな夢の国にいるみたいに
ストレスフリーで楽しそうで
イスタンブール観光の期待が高まった
ここ三十年、何度も訪れている街なのに
初めて来た場所のように感じたのは
息子Aの高揚感が伝染したからに違いありません