星の椅子 | Re:play

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信じたものを中心に、世界を廻せばいいんだね。

苦しくなる
痛くなる
真っ白なノートを広げて
鉛筆を持った手は止まったまま
赤い色鉛筆で円を描いた
青で塗りつぶして
真ん中には黒い血の跡

僕は怪物
君の声は聞こえないよ
認めないでよ
孤独でいたいんだ

僕は怪物
君の心は見えないよ
否定しないでよ
孤独は大嫌いなんだ

真っ白なノートの端に
小さく書いた助けてが
宙に浮いたら
あの日の傷口から
許せないだけの血が流れる

僕はどうして
命の優劣を言い訳にして
何もかも言い訳にして
雰囲気に酔って
結局
進めないまま

こんなに経ったのに
まだ光が見えないのは
あの日からおかしくなった
この心の仕業


なのに今日も

星は光って見えるんだ