今日は、以前から行ってみたいと思っていました、津軽三味線の吉田兄弟のコンサートへ行きました。『吉田兄弟&レ・フレール』というタイトルで、レ・フレールの方は、兄弟のピアノ連弾です。一つのグランドピアノを二人で目まぐるしく弾いていました。
 
 ピアノは、もちろんクラシックがベースになっていますが、ジャズのようでもあり、現代音楽のようでもあり、目まぐるしく、素晴らしく、楽しい音とリズムでした。すべて、オリジナル曲のようでした。ピアノの弦を抑えた奏法や、4本の手を交差させたり、二人が弾きながら席を入れ替わったり、すごく早く弾いたり。
 
 吉田兄弟の三味線は、昔からの津軽三味線の曲調は少なく、音楽は国際的に活動されているお二人らしく、津軽三味線を使った現代的な感じでした。たぶんほとんどはオリジナル曲のようでした。兄弟の三味線も連弾のようなものです。
 
 最初に、ピアノ兄弟が弾いて、次に吉田兄弟が弾いて、次に両チームがコラボする構成でした。
 ピアノと津軽三味線もよく合って素晴らしい演奏でした。アンコールの手拍子は、一階席ではスタンディング・オベーションでした。
 
 激しいピアノの連弾に、津軽三味線も並んで激しく音を出していました。素晴らしい合奏に驚きました。
 
 今、わたくしの豊富なPCの音楽ストックから、高橋竹山さんの津軽三味線を聴いています。
 
 いやあぁ、静かなメロディアスな曲もあり、激しい曲もあり、楽しい2時間15分でした。
 聴衆には高齢の女性の方が多くありました。ピアノ兄弟の時は、一階席前部は、初めからきれいにそろった手拍子をされていましたから、ファンの団体なのだったろうと思います。
 
 わたくしの子供たちがまだ小さい頃に聴かせてやりたかったな、と思いました。両兄弟とも素晴らしい演奏でした。わたくしにとり、今年指折りの素敵なコンサートとなっただろうと思います。