今日も走りませんでした。
 早咲きの桜がちらほらし出していますが、昨日も今日も肌寒くあります。今日は東京は小雨です。桜の期間が長いというよい面もあります。
 
 先週の胆のう摘出手術のことをもう少し書き留めておこうと思います。
 疑問が残るのは、お医者さんが、全部を取ってしまってもその後の生活に支障はないとおっしゃる点についてです。胆のうは、肝臓で作られる胆汁を溜めて、濃縮して、必要な場合に十二指腸に出すのです。胆汁は脂肪を消化しやすくするものだそうです。
 じゃあ無くなったら困るだろうと思うのですが、ネットの情報では十分な説明がありません。だいたい、取ってしまっても問題がないという説明では、神様はいったい何のために胆のうを作ったんだと疑問が生じるのは無理のないことです。
 
 この点今回手術を担当していた先生を追及したのですが、もう詳細は忘れましたが、何でも、肝臓は例えば一日で300ccの胆汁を作っていて、胆のうに蓄えられるのはそのうちの50ccぐらい(この300と50は単なる説明の例です。そのぐらい小さな比率だったと思います。)だそうです。だから、なくても大きな影響はないと。
 それにあなたの胆のうは、壁が厚くなり(=胆のう腺筋症)、大きなポリープがたくさんできていて、現状でも胆のうの空洞はほとんどなくなっていて、胆汁を蓄える
役割はあまり果たしていないと。
 この状態(超音波や、MRIやCTなどいろいろ検査をした結果を指します。)なら、どこの病院に行っても摘出を勧められますよと。このあたりで、オジサン(わたくしのことです)は、摘出を納得したのであります。
 
 ネットの説明や病院からいただいた資料に、取った後は、あまり脂っこいものをいっぺんにに取らないようにしましょうといった説明がありました。ああやっぱりいくらかは胆のうさんは存在意義があるのだ、となぐさめられる部分ではありました。
 
 昨日、退院の前に、今後の生活上の注意を聞きたいと、お医者さんの時間を取ってもらいました。土曜日ではありますし、お相手をしていただいたのは、手術チームの中のお若い方でした。
 ジョギングと禁酒のことなどを尋ねた後に、今後長期的に、あまり脂っこいものを一度にたくさん採らない方がいいとかいうことはどうですか、と聴きましたら、いやあ、基本的に食事に制限はないと思っていいと思います、という説明でした。
 この一言が、この日記を書くことを後押ししたのでした。
 
 おまけに、後進の方へのご参考にというか、わたくしの疑問への回答メモとして書いておくと、胆のうの全体をそのまま、メインの(おなかには全部で4つ穴の跡があります。)おへその穴から取り出したのですかと尋ねますと、そうです、腹腔内で切ったものに袋を被せて取り出すんです、という説明でした。
 袋を被せるのは、胆汁や胆のうの細胞が絞られて辺りに漏れて、ガン化している場合に転移などまずいことが生じないようにするためです。
 
 もう一ついうと、胆管を内視鏡の手術具で切るときに、切り後はどう処置するのか、されたのかと質問しました。クリップで管をふさぎ止め、切り、クリップをそのまま残しているのだそうです。もちろん、長期間体内に残しても問題の生じない材質形状のものでしょう。ちょっと、首をひねりますが、まあしかたがない。
 
 10日ほど後に、主治医の先生に病院の外来で診察してもらい、胆のうの細胞の顕微鏡検査結果を教えてもらう機会がありますので、また、質問を考えておきたいと思います。