連続ドラマの「私を離さないで」

最終回を見終わりました。

最初から最後まで、死を身近に感じるドラマだし

病院のシーンが多くて

亡くなった父のことを思い出すことも多く

録画しておいて、昼間の精神状態の良い時に

見るようにしてました。




最終回のラストシーンに

このドラマのテーマというか

作者が言いたいことがセリフで語られるんだけど

(これは言わずに
視聴者の感じ方に任せた方がよかったと思うけど)

これが、最近、特に

私が感じていることでした。



主人公は、臓器移植のために作られたクローン人間で

生きる期限を決められている。

でも、その主人公と普通の人間の違いは

自分の生きる期限を知っているか

そうでないかの違いだけ。



確かに、今日、健康であっても

明日、事故にあうかもしれないし

突然の病で、亡くなるかもしれない。

「生まれてきて、よかった~」と思えること

それを見つけて暮らす。



明日が来るのが、あたり前なんてことは

絶対にない。

「明日、また来るね」と病院で別れた父は

翌日、目を覚ますことなく、息を引き取った。



同じ日々は2度とない。

毎日を、大事に暮らすことにしよう。

そんなことを感じさせる、なかなか良いドラマでした。