今日は、運転免許の更新に行ってきました。
その講習の中で、担当の方が
高齢者の免許更新について、話をしていました。
高齢者の免許更新
70歳以上は、教習所で高齢者用の講習を
3,4時間受け
別日に、免許センターか警察での免許更新。
免許更新するのに、9000円もかかるし
優良ドライバーでも、3年ごとの更新。
更新には、知力・体力・気力・お金もかかり
高齢によって、運転技術も確実に落ちているのだから
免許を更新せず、返納した方がいいという内容。
この話を聞いて
亡くなった父の事を思い出した。
父は、昨年の3月31日の誕生日が免許更新だった。
2月に、高齢者教習の予約を取ろうと
教習所に電話するも、予約がいっぱいで
予約が取れたのは4月。
4月頃は、すでに父の体調はあまり思わしくなくて
実技もある、半日かかりの講習が出来るのだろうかと
皆で心配して
母が、「今まで頑張ってきたのだから、無理して
もう免許更新しなくてもいいんじゃないか」と父に勧めた。
その時、父の目から涙がぽろぽろと流れ
皆、それ以上何も言えなかった。
結局、父は
特に問題なく、半日かかりの講習をやりとおした。
そして、翌日、警察署に免許更新に行き
交通安全協会の会費を求められた時に
「今まで入ってたし
多分これが最後の更新になるから」と言って
会費を支払っていた。
結局、その父の言葉通り
それが、父の最後の免許の更新になり
免許更新をしたけれど
多分、その警察署から帰った時に運転したのが
父の最後の運転だったと思う。
もう、使わないかもしれない運転免許
でも、父は具合が悪くなるまで
実家で暮らす1番下の妹(41歳独身OL)を
朝晩、毎日、駅まで送っていたし
買い物も病院も、車で行ってたし
自分の体調が良くなれば
また、免許が必要になるって思って
きっと、がんばったんだと思う。
確かに、高齢者のドライバーの事故の話は多いし
今日の講習での話はもっともだと思う。
でも、運転免許が必要な高齢者は多い。
遠くない未来、日本はもっと高齢化社会になるのだから
高齢者のドライバーは、もっと増える。
そうなったときに
健康で自分の運転に自信のある高齢者に
免許を返納しなよって言えるのか?
もう治らない病気だけれど(認知症などは除く)
万が一治った時に免許が必要だと思って
がんばって更新しようとしてる人に
免許を返納しなよって言えるのか?
そんなことを思いながら
今日は、免許更新してきました。
そうそう、運転免許の写真
どんなに変わったかな~と心配していたけれど
できあがった免許証を見たら
5年前と比べて、思いのほか老けこんでなく(笑)
・・・というか、全然変わってないww(自画自賛)と
ついつい口元が緩んでしまっているマカロンパンナなのでした。