余り政治には関心は無いのであるが、自民党総裁選は、候補者が多数いて混戦になりそうということで、興味を持って見ている。(競馬と同じ感覚)

推薦人20人を集められるかどうかがまず焦点になっているが、ここで大分絞られそうである。

 

自民党の国会議員など300人以上いるのだから、20人くらい集めることなど簡単なように思うが、それも集まらないのはよっぽど人望がない人であろう。

あるいは、派閥の推しに反対することができない、というサラリーマン議員が多いのだろうか。

 

と書いたが、私が無理矢理出された中学の生徒会長選挙では、私は19票だった(有権者500人くらい)。

私は既にこの頃から、他人からの人望とか人気とかを唾棄するようになった。

 

まあ、推薦人集めにエネルギーを割くくらいなら、最初から本選挙をすればいいのではないかと思う。

 

私は、各人の裏金問題など、どうでもいいのではないかと思う。

おそらく誰がなっても内政にはそんなに変わりは無いのではなかろうか。

気になるのは、外交問題である。例えばトランプが大統領になった場合に、対等に対峙できる人物がいるであろうか。

 

候補者の顔ぶれを見ると、石破氏は、正論を言うが、中国には弱そうである。茂木氏は、内部にはパワハラするが、強い米国には言いなりになりそうである。

河野氏は、些事にはうるさいが、大局的視点がなさそうである。小泉氏は、経験不足で誰かの言いなりになりそうである。

高市氏は威勢のいいことは言うが、攻められると弱そうである。小林氏は急に注目されたところが、都知事選の石丸氏に似ている。

野田氏はプライベートで話題の多い人であるが、根性はありそうである。上川氏は、オウムの死刑囚を一斉に死刑にしたことは評価できる。

 

 

ところで、有力候補者の中で最若手の小泉氏であるが、何となく「笑うマトリョーシカ」の清家議員(櫻井翔)に似ている。

私は、業務上、環境問題のセミナーなどをよく聞いていたが、小泉氏もそのような場で講演したり、パネリストになったりして、環境問題活動に熱心であった。

小泉氏は環境省の大臣だったこともあり、環境問題につてはかなり理解しており、ある程度以上に勉強している印象を持った。初期には考えが浅いと批判されたりしたが、かなりマシにはなった様に思う。

一方で、立場が環境省寄りであり、勉強する時点で、環境重視のスタンスに引き込まれた感がある。環境問題は、経済問題であり、国際問題である。CO2を出さないようにすれば、エネルギー需給の国際問題や経済問題に関わらざるを得ない。国内の産業や農業に影響が当然出てくる。

問題を多くの視点で見るには、経験不足の感がある。特に海千山千の海外要人に対応できるであろうか。

 

菅元首相が、小泉氏を推すとの報道が出ているが、その裏には、小泉氏を都合のいいようにコントロールしようとの意図が見え見えである。コントロールしようと思ったが、実は別の人物にコントロールされていたというのは、現実にありそうで、まさにマトリョーシカである。

 

告示日には候補者が出そろうが、予想オッズが雑誌なんかに出そうである。

本命小泉、対抗石破かなあ。

 

 

話変わって、兵庫県知事のパワハラ問題である。斎藤知事の「開き直り力」には感心する。

これは、パワハラ人間に特有で、自分が悪いとちっとも思っていないし、パワハラの自覚もないからである。官僚のパワハラについては、以前書いた。

官僚はパワハラ好き | 徳島出身けいやんの雑記帳 (ameblo.jp)

 

ところで、兵庫県では、二人の管理職員が自殺していて、その倫理的問題も取り沙汰されている。

 

これについては、多分斎藤知事は、何の責任も感じておらず、死ぬ方が悪いと思っているはずである。

そう思う理由を、自分の経験に基づいて書こう。

 

以下、2に続く。