前回からの続き

 

金曜日

「院内警察」 3点

 病院内で交番業務を行う組織は、実際にあるそうである。ただし、公的な警察ではなく、民間の組織とのこと。捜査権はないので、病院の不正を暴くということはなさそうである。

 主人公の裏の目的は、医師の医療過誤を暴くというところのようであるが、徐々に明らかにされていくのであろう。展開は可もなく不可もなくというところで、平均的と思う。

 

「不適切にもほどがある!」 3.5点

 このドラマについては、前々回の記事で触れた。若者にとっては、38年のギャップというのは結構大きいだろうと思うが、60超えた爺さんにとっては、それほどの期間ではない。懐かしさもあり、どんな小ネタが出てくるか楽しみにしたい。 

 

土曜日

「新空港占拠」 3点

 「大病院占拠」の続き。今回は、十二支の動物を名乗るグループが占拠する。櫻井翔扮する刑事が、人質の悪事を暴いていく、という設定は前回と同じ。

 何発玉を持っているのかと思うほど銃を乱射したり、女刑事の足に巻き付けられたロープがローラーに巻き込まれて行くが、余りにもゆっくりなので、ローラーに近づいて何か対処した方がいいのではと思ったり、また他のシーンでは、銃で脅して体内の銃弾を取る手術をさせるなど、ツッコミどころ満載のドラマである。わざとやってるのかと思う演出であるが、まあまあのデキかと思う。「嘘だろ~」は健在。

 

「恋する警護24時」 3点

 狙われた女弁護士を、警備会社のボディガードが24時間警護するというもの。何となく展開が読めるラブコメディであるが、まあ普通の出来かと思う。白石麻衣は、化粧濃いのかな。

 

日曜日

「さよならマエストロ」 3点

 設定が「リバーサルオーケストラ」に似ている。著名な日本人指揮者が、日本の地方都市の楽団を立て直すというもので、確執ある娘がバイオリン奏者(弾けなくなった)というのも似ている。

 芦田愛菜は、髪型や化粧を変えると結構顔が変わるようである。

 全体の内容や演技は悪くはないが、パクリ疑惑でちょっとマイナス。

 

「アイのない恋人たち」 3点

 アイのないは、愛のない、EYE(見る目)のない、I(自分)のない、を意味し、その3人の男の恋愛模様を描く。昔のトレンディドラマのようであるが、今の若者は、昔の若者のように感情移入して見ることができるのかな、との疑問がある。

 自分としては、気になるのは自分のない会社員(本郷奏多)の今後か。

 

「厨房のありす」 3点

 自閉症を持つが、化学と料理に才能を発揮する主人公が、住み込みで働く若い男子と理解を深め合っていく。父親はゲイで、母親らしき人は大製薬会社のCEOの娘、ということで、主人公の回りの人間模様を描いていく。

 気になるのはASDの描き方で、ストーリーに都合が良いように造形されていないかという点である。おそらく、医療関係者の監修を受けているだろうと思うが、リアリティに重要なところである。

 同じ時間帯にNHKの「アストリッドとラファエル」があるが、これもASDの主人公が特異な才能を発揮する。比較してみるのもいいだろう。

 

後、深夜ドラマは見ていないので、評価していない。

「相棒」は22シーズンとなったが、安定した出来にはある。ただ、そろそろ番組の寿命のような気がする。

NHKの「正直不動産2」は、前シリーズも見ているが、出来は落ちておらず、面白い。3.5点。