前回から続く

 

ドラマ、その他

・「柔道一直線」

 桜木健一主演の柔道ドラマで、漫画が原作である。なぜか、「二段投げだ-」と技の名前を叫んでから投げる。肩車をしてくるくる回して投げ、そして、ピューと飛んでいる相手の腕を取ってさらに投げる。その他、真空投げ、フェニックスなど、新技が開発された。しかし、なんと言っても最強の必殺技は、主人公の師匠の地獄車であろう。

 このドラマには、ピアノを足で引いた近藤正臣や、ライダー2号の佐々木剛が出ている。

 

・「水戸黄門」

 我々の世代にとって、水戸黄門と言えば東野英治郎のシリーズである。悪人顔の黄門様が、助さん格さんに、懲らしめてやりなさいと命じて乱闘が始まり、控えい、控えおろう、と印籠を見せつけ、チャーンチャララーラーンと、一同ひれ伏す。

 いつも親が見ていた。大いなるマンネリ番組と言えるが、視聴率も良く、国民的番組の一つと言えるだろう。かっかっかっ(と高笑い)。

 

・「青空に飛び出せ!」

 これは、「ピンキーとキラーズ」を売り出すために企画された番組で、彼らがバスに乗って旅をする。「忘れられないの-」の「恋の季節」は大ヒットした。

 

・「サインはV」

 バレーボールのドラマで、東洋の魔女のスポ根の流れである。稲妻落とし、X攻撃等、あり得ない技を繰り出す。腕をくるくる回しながら、稲妻落としと言ってサーブするのがはやった。ライバル、鬼コーチ、仲間の骨肉腫など、ドラマの要素はここに詰まっていると言っていいだろう。

  普通の実業団の試合なのに、実況するアナウンサーがいたりするのは、違和感があった。

 

・「コント55号の野球ケン」

 55号の裏番組をぶっ飛ばせの人気コーナーを持ってきたもの。親が見ていたが、子供によく見せたな、と思う低俗番組であった。じゃんけんに負けて女性ゲストが服を脱いでいくが、対戦相手の二郎さんを何故か応援するのであった。


・「ゲバゲバ90分」

 今思うと不思議な番組で、ナンセンスコントを続けていくことで成り立つ。あっと驚くタメゴローとか、ゲバゲバ・ピッというギャグを覚えているが、どんなコントが行われたか、今となっては覚えていない。

 

・「8時だヨ!全員集合」

 この年に始まったようである。果たして見ていたかどうか、よく覚えていない。親は野球を見ていたので、オフシーズンに時々見るだけだったかも知れない。前半のコント劇、後半のゲストによる歌やコント、体操などに分かれている。

 メンバーが何か不祥事で出られなくなったときがあり、欠員になったときの劇は見たことがある。

 

・「ヤングおー!おー!」

 桂三枝(当時)ややす・きよが司会していた、お笑いバラエティ番組である。関西のお笑い芸人を売り出そうとする番組だったように思う。桂きん枝、桂文珍、月亭八方、林家小染(故人)がザ・パンダとして売り出していた。

 

・「連想ゲーム」

 NHKの、お題当てゲームで、紅白に分かれて点数を競う。土曜日に放送されていて、長寿番組となった。キャプテンが紅白にいて、紅組は江利チエミであったが、覚えているのは天地総子からである。白組キャプテンは、漫画家の加藤芳郎であった。

 親はいつも見ており、人気番組だった。

 

・「ベルトクイズQ&Q」

 平日の昼間やっていた番組で、休みの日にしか見ることがなかった。一方、夏休みには子供大会があった。勝ち抜き形式だったが、子供大会は途中で終わってしまうため、後はどうなっているのか疑問に思っていた。

 初代司会者の増田貴光は、一時期、テレビの映画番組の解説をしていたが、ゲイをカミングアウトして、その後犯罪にも手を染めたりして、芸能界から去って行った。

 

・「クイズタイムショック」

 これは、今でもスペシャルで放送しているのではないか。1分で12問に応える形式はそのままである。初代司会者の田宮二郎は、後に散弾銃で自殺する。白い巨塔のドラマで有名であるが、自殺時には放送中であった。

 自殺時は43歳であったが、案外若かったと、今さらながら思う。