壱岐市の、行方不明になっていた離島留学の高校生が、遺体となって発見されたようである。

海岸で発見されたとのことなので、海に落ちたものと思われる。

 

週刊文春では、里親に虐待されていたとのことで、スマホには死にたいと残されていたとか。

 

この離島留学は、小中学生が対象となっているが、この高校生は中学生の時から4年間留学していたそうである。

実親については余り詳しく書かれていないが、4年もあずけていたことから、一緒に生活したくない事情があったのであろう。

 

彼にはどこにも居場所がなかったのであり、その心情を思うとやりきれない。

 

まずこの里親は、彼の身を案じていない。おそらく、里親ビジネスの失敗を感じて、落胆しているだけであろう。

他に留学生が6人いるとのことで、一人8万円の収入になるようである。学校の経費などは、実親が払うようになっているので、使うのは食費くらいだろう。この収入には税金がかからなそうである(未確認)。

 

大体、余所の子を7人も責任を持って預かれるわけがない。

私の田舎を考えると、里親に相応しい人は限られる。自分の子がいれば、せいぜい一人預かれるくらいだろう。

壱岐も田舎であろうから、市役所も、余り里親になってくれる人がいないので、こういう虐待の噂がある人物にも依頼していたのであろう。

 

なお、この制度のレポート(R2年度)が壱岐市の当該サイトに出ているが、この里親の写真とコメントを載せている。そのうち、削除されるであろう。

 

多分、里親の見直しが入り、人数制限や人物審査などが行われるのではないか。

実親に捨てられた思っている留学生もいるだろうが、それを受け止められる里親はそれほど多くないだろう。

 

それと実親について。

原則1年のところを4年も行かせたままということは、育てる気が無かったということ。この時期は一番難しい時期でもある。施設に送るのは世間体は悪いが、このような制度を使えば、体よく育児放棄できる。

マイクを突きつけて、子供が死んだことをどう思いますかと聞いてみたい気分である。

 

この離島留学制度は国交省の事業で、かなり多くの島が留学先となっている。

体の良い育児放棄に利用され、また補助金取得に精を出す里親がいること、想定していたのだろうか。

離島人の民度が高いわけが無い(中にはいい人もいると思いますが)。

 

よそ者が来るという意識を持つ者がほとんど、ということを想定してこの事業をコーディネートすべきだろうと思う。

池田暮らしの7か条の時にも書いたが、田舎の排他性を見誤り過ぎである。