安倍元首相の暗殺事件は衝撃だった。
犯人の襲撃理由は、母親が宗教にのめり込み破産したことで、その宗教団体と近い関係にある安倍元首相に恨みを抱いたとのことだそうである。
宗教団体は、思った通り統一教会である。直後に会見をしている(私は見ていない)。
以前、統一教会について書いたことがある。
洗脳された人間の目 | 徳島出身けいやんの雑記帳 (ameblo.jp)
この教団には洗脳システムがあり、大学の原理研の活動で問題になったり、合同結婚式や霊感商法で社会問題になったこともあるので、多くの人が知っている宗教団体である。
飛び込みで珍味を売りに来るのも、この団体である。
ここは、カルト宗教であり、そのままテレビに映していい団体ではない。映すときは、様々な問題を起こしてきた団体であることを周知した上で放送すべきであろう。
と思っていたら、マスコミも叩き始めた。なぜ、今まで叩くことがなかったのか、そっちの方が問題である。
統一教会の政治関係について報道されることは少ないが、関連政治機関に勝共連合がある。日本のこの組織の立ち上げに、岸信介が協力したことは一部知られており、また一部自民党議員と関係あることは、たまに報道されることがある。
安倍元首相がどの程度この教団に協力してたいたのかは知らないが、関連団体の集会にメッセージを送ったとかが話題になるので、ある程度統一教会との関係はあるのであろう。だが、それで襲撃するほど恨みを募らせるのは、やはり違和感がある。
それにしても、カルト教団と付き合いがある国会議員は、議員の資格なしと言って良い。今のうちに膿を出しておくべきだろう。
人生とは不思議なもので、努力ではどうしようもないことが多々ある。肉親の死や病気などは、その最たるものである。
宗教は、その不条理に対する解答を与えてくれ、安住の地を用意してくれる(のだろう)。
人間は考える生物であり、考えることよりも信じることを優先する教義に、ろくなのがあるわけがない。