以前、東京ー徳島間の帰省について書いたことがある。
40年前の東京ー徳島間 | 徳島出身けいやんの雑記帳 (ameblo.jp)
ネットを検索していたら、大垣行き夜行列車「ムーンライトながら」の運行が終了したようである。
2020年度以降は新型コロナの影響で運行されていなかったが、そのまま消えて行ってしまった。
私が学生だった頃、年に何回だったか忘れたが、国鉄での旅行に学割が使えた。使える条件の詳細は忘れたが、ある程度長距離の旅行用で、帰省にはこの割引制度を使っていた。何回使ったか分かるよう、学生証にチェック欄があった。
なお、青春18切符は私が大学3,4年の頃に発売開始されたようである。
帰省の時に、ちょっと観光をしようとして、長野に行った事がある。当時は、新宿からも夜行列車が出ていた(当然、鈍行)。
中央本線の車中で一泊して、途中で篠ノ井線に乗り換え、長野に到着したような記憶がある。
宿に泊まるという考えはなかったので、JTBが出していた時刻表を熟読して、車中泊だけで帰省できる方法を探したのである。
長野では、善光寺をお参りして、蕎麦を食べた記憶がある。ガイドブックも買っていて、予め調べておいたのである。
観光後は長野から徳島まで帰ったのであるが、この時の旅の記憶がほとんどない。同じように車中泊で帰ったのか、その日のうちに帰ったのか余りよく覚えていない。疲れたので、特急でその日のうちに帰ったような気もするが、はっきりしない。
同じように、東京から金沢経由で帰省した記憶がある。この場合、夜行は長岡経由だったように思う。
この旅行で、武家屋敷跡や兼六園に行ったような気がするが、就職後にも行ったことがあるので、ごっちゃになっているかも知れない。
金沢から大阪に行く夜行がなかったので、映画館のオールナイトで一泊して帰れないか検討した記憶がある。多分、その日のうちに徳島まで帰ったのだろうと思う。
今思うと若さとはすごいもので、普通列車の夜行で旅行するなど、平気でできていたのである。
今は、夜行バスが多く運行されているが、列車の固い椅子と比べると快適度は雲泥の差であろう。
就職してある程度懐に余裕が出てくると、夜行列車など使わなくなった。
学生時代は貧乏であったが、その中でも工夫して観光しようと色々調べたりするのが、楽しかったのである。
ネットのない不便な時代であったが、それが良かったのである。