KK氏が気の毒になってきた。

ニューヨークの弁護士資格試験に不合格で、来年2月に再挑戦するとのこと。

 

当初のニュースでは、受験者のほとんどが合格する試験と言っていたが、最新の報道では、外国人の合格率は30%程度で、それほど簡単ではない試験とのこと。

 

弁護士の仕事などは、文書に書いた言語でのやりとりが主体になるので、専門用語や独特な考え方を理解する必要がある。従って、ノンネイティブにとっては、かなりハンデがあるだろう。専門用語がほとんど出てこないTOEICの試験では、専門的な英語能力を測ることはできない。

 

今からだと3ヶ月しか勉強期間はないし、弁護士事務所で事務員として働くことになればなおさら時間がない。おそらく、2月の再チャレンジも厳しいだろう。

 

そもそも、弁護士はKK氏のなりたかった職業なのだろうか。子供の頃は音楽学校で、インターナショナルスクールに行き、銀行に就職した後、米国での弁護士を目指して、一橋大、フォーダム大で学ぶ。

 

大学までの経歴は、全て母親の希望であろう。そこには、親の虚栄心が見える。アッパークラスの交際相手を捕まえることも、母親の虚栄心である。それをKK氏本人が受け入れているのは、母親の考え方や価値観が自分に植え付けられたからである。これを超自我(スーパーエゴ)という。

 

今は、その母親の借金問題などにより、自分が責められている。

 

海外拠点は、妻の考えだったとの会見があった。ということは、海外での弁護士資格取得も、主体は本人ではないようである。しかし、不合格という結果を受け入れて対処しないといけないのは、KK氏本人である。費用の便宜を図って貰ったのは確かだろうが、それによる非難を受けるのも本人である。本当にやりたかったことかどうか知らないが、言われた通りに我慢してなんとかやってきた。

 

一般の個人は、親の価値観を保持しつつも親離れをしていく。しかし、KK氏の場合は親以外にも支配されるようになった。30にもなって主体性がないと非難する人もいるだろう。だが、皇族相手に主体性を発揮できる庶民がいるわけがない。

 

自己が浸食され、人生がにっちもさっちもいかなくなる可能性が高い。普通の人間ならば、メンタルケアが必要な状況である。

 

次の試験もダメだったら、かなり追い詰められる状況になる。

周りの人は、何らかの逃げ道を用意しておいた方が良いだろう。