朝の連続テレビ小説「エール」が終了した。途中、コロナの影響で2ヶ月ほど再放送だったが、全体としてなかなか良かったのではないだろうか。

 

 恥ずかしながら、作曲家の古関裕而氏を知らなかった。高原列車は行く、オリンピックマーチ、露営の歌(勝ってくるぞと勇ましく)、等多数のヒット曲や有名曲があるが、作曲家の名前までは覚えてはいなかった。

 NHKの朝ドラは、人物を掘り起こしてくれることで、知らなかったことを教えてくれる。スカーレットの陶芸家、神山清子氏、なつぞらのアニメーター、奥山玲子氏(一部分のみ)、等など。

 

 徳島関係では、なっちゃんの写真館の立木写真館。立木写真館で高校の卒業アルバムの写真を撮ってもらったことがあるが、最近倒産したようで残念である。もう一つ、ウェルかめというのがあるが、オリジナルで特にモデルはいないようである。ただ、これで美波町というのができたことを知った(2006年とのこと)。海亀の産卵と言えば、日和佐でしたから。

 

 子供の頃は、家で朝ドラを見る習慣はなかったようである。多分朝8:15-30という時間帯は、学校や職場に行く頃だったためであろう。それでも、夏休みの時期には見たこともあったと思う。例えば、おはなはん(1966年)はかなりの人が見ていた。

 おしん(1983年)は橋田壽賀子脚本の作品で、60%超の視聴率を出したことで知られる。

 

 私が見た記憶があるのは、「はね駒」、「ふたりっこ」、「あぐり」、「梅ちゃん先生」、「純と愛」、「あまちゃん」、「ごちそうさん」、「花子とアン」、「半分、青い。」、「まんぷく」、「なつぞら」。「スカーレット」である。多くは、出向などで単身赴任し、朝テレビを見る習慣ができ、たまたま見始めて、そのまま続けるパターンが多い。

 

 また、最近の傾向としては、主人公が年齢を重ねた場合でも、不自然な老けメイクをしないことだろう。どうみても40歳以下に見えるのに孫がいたりとかする。「なつぞら」の主人公が世話になる北海道の牧場オーナーの草刈正雄は、ずっと同じ姿で通していた(いったい何歳設定なのか)。また、その娘の松嶋菜々子は、畜産をしているとは思えないほど垢抜けていた。

 

 さて、今度の朝ドラは「おちょやん」であるが、浪花千栄子がモデルのようである。彼女は、1973年に亡くなっているので、知っている人は少ないだろう。私が覚えているのは、「浪花千栄子でございます」と言ってオロナイン軟膏のCMに出ていたこと、映画「宮本武蔵」で、武蔵の幼なじみ又八の母を演じていたことくらいである。どちらかというと、脇役が多いようである。

 さて、どんな内容になるであろうか。