第12の手紙 | 最愛なる君へ 最初で最後の告白

第12の手紙

拝啓、最愛なる君へ。


最近、朝、息を吐くと白くなったね。

11月も後半に差し掛かってるからさすがに寒いよね。

最近、腹にくる性質の悪い風邪が流行り始めたみたいだから注意しろよ。

来週、こっちはそろそろ雪が舞い降りるらしい。

天気予報がそう言ってた。

身構えてはいるけど、実際、どのくらい降るかが分からないから何を備えればいいか分からないのが現状だよ。

本気でオレが雪だるまになったら笑ってくれるかな?

ま、氷張った道で転ばないようにきちんと注意はするから安心してくれ。


一昨日の心療内科、正直、かなり辛かった。

先生の考え方をどんどん押し付けられる形で診察がどんどん進んでくんだ。

君のことをずっと忘れずに治していく道を選びたいのに、『とっとと忘れろ』しか言われないってかなり痛い。

確かに先生の言ってることが正論なんだろうとは思うけど、受け入れられない気持ちをどう対処すればいいか分からない。

他の先生はきちんと患者の話を聞いてから喋る人が多いらしいけど、今罹ってる先生はオレの話を遮ってまで押し付けるからな。

一応、また薬が出されたから、渋々飲んでるよ。

ちょっと連続使用で胃が悲鳴上げそうになってるけどさ。

でも、今飲んでる薬って『猪突猛進な人を一端立ち止まらせて考えさせるように出来る』って思惑で出されてる手前、拒否権は一切ないからね。

ちゃんと話を聞いてから答えてくれる家族や知人との電話の方が治療になってるような気がするのは気のせいかな?


そうそう、最近、『かぼちゃの煮付け』をマスターしたよ。

水分をとばしてあるから弁当のおかずに最適なんだよ。

春になったら友人知人全員手料理持ち寄って夜桜見物ってのもいいかもな。

だけど、ちょっと日中の花見は勘弁願いたい。

なんせ、お互い花粉症だから春先はバンパイアのような生活の方が花粉の量が少ないから過ごし易いもんな。

それだけがちょっと憂鬱だな。