直真塾(じきしんじゅく)の稽古では「拍子」(ひょうし)を大切にしています。もちろん拍子だけではありませんが、今回はこの拍子に関係することを綴っていきます。
相手からの攻撃を受け、反撃する。この時にゆっくりと返していたのでは、相手から二の攻撃をもらってしまう可能性が高くなります。そのため、相手の突きや蹴りを受けたならば速やかに反撃に転じないといけません。千唐流では基本動作Ⅲ(基本動作と呼ばれる基本型の前に稽古する動き)で受け→突きの連携を鍛錬することになりますが、この時に受けてから突くまでの速度を限りなく1拍子(受けと突きで2拍子かかると遅いです)で行えるようにしていきます。
6月には東京都大会も控えており、組手試合も考慮に含めて稽古が行われました。
まず、両者ともに相対して構えをとります。基本的には中段(「水月」(すいげつ)=みぞおち)で構えることが多いのですが、写真右手側の人は、相手の中段に対する攻撃を誘っているので、両上肢の位置を高めにしています。
稽古には、様々な年齢層の人が参加しています。40歳以上のベテラン、大学生や社会人などの若手、中学生など。一般部には小学生は参加しておりませんが、小学生から移籍してきた中学生は大勢います。その子たちの瞳は純粋で、稽古に打ち込んでいる姿をみると嬉しくなります。
今回は相手の攻撃を受けてからの即反撃の稽古です。
上記の写真のように、受けをとらないと中段に回し蹴りを受けるシチュエーションです。
膝で受ける時は、写真のようにつま先を天井方向に上げるようにします。こうすることで、腓骨側(足の外側にある細い骨)の筋肉を締めることができ、蹴りのダメージを吸収することができます。そのため、相手の蹴りを脛骨側で受けないようにコントロールする必要があります。脛骨側で受けると、脛(すね)に当たるので、受けた側も痛みます。
また、膝受けする側(左)の肘も締めることによって蹴りに対するガードにもすることができます。
その後の足の着地位置も重要です。受けた後に即反撃をするので、土台となる下半身が安定するように位置取りを考えないといけません。相手の足の外側に着地してしまうと、反撃である中段逆突きのコースがとれなくなってしまいます。
反撃の中段逆突きは、相手の中段(水月)を狙います。千唐流は寸止め空手ではありません。意識としては体の裏三寸(うらさんずん、一寸は約3センチ)に食い込ませる意識で行います。稽古で安全性を考え、実際に当て込むことはぜず、体表に当てたら、その後はイメージで裏三寸に到達するように行います。
その後に別の攻撃方法での稽古も行いましたが次回綴りたいと思います。






























