とある休日、体調が悪く外にでるのもおっくうな状態なので「久しぶりに小説でも読むか」って思い、iPadで電子書籍を探しました。
よくよく考えてみたら、電子書籍を購入するのは初。
(過去に2冊分を自炊した程度)
タイトルや作者や価格を気にしながら探し「インシテミル 米澤穂信(文藝春秋)」を購入。
もし、お金に余裕があれば、「勝手にふるえてろ 綿矢りさ(文藝春秋)」を買ったかなぁ。

立ち上げると「Mc Book モリサワ」の表示。おぉー、そういえばそうだった。
制作過程のデモなどはモリサワさんから見ていたけど、実際の商品を触るのは初めて。

漢字フォント=リュウミンL。
かなフォント=リュウミンオールドがなL
背景=背景画像1
文字サイズ=10pt
行送り=1.7字
字送り=10字
に設定。あと、画面の明るさをやや暗く。
やっぱ、多少なりともこういう設定が出来るのはありがたい。

で、初めてのMc Bookは紙の本と変わらずにスラスラと読めました。
(ってか、一気に読み切った。その後「イン・ザ・プール 奥田英朗」を購入)
少しばかりの感想を……

【長所】
・ページをめくる動作がない! 軽く画面をタップするだけで楽チン。
・持ってなくていい! iPadを横向きにし腹の上(笑)における。
・しおりが確実! よく、しおりを挟んでおいてもいつの間にか外れてるってのがない。
・上記のように好みの設定が出来る。

【短所】
・読み進めて行くと、だいたい残りのページ数が分からない。(%表示はあるけど分かりづらい)
・知りあいに貸せない。
・手元に残らない。読んだ後、データを消さなきゃいい? 後から読みたくなれば再度DL? うーんどしよ。
・作者や出版社の装丁の想い(?)が見えない。

って所かな…。
結論からいうと、電子書籍(Mc Book)は自分にとってかなり良かったです。
今回、購入した電子書籍は、「iPadで購入したら、iPhoneやiPod TouchにもDL出来る」ので電車ではiPhone。自宅ではiPadなどの使い方も可能。
実際、iPod Touchでも読んでみたのですが、違和感なし。
Mc Book以外では読んでいないのですが、モリサワさんはかなりがんばったんじゃないかな…と感じます。

上に掲げたように短所はあるのですが、長所はそれを上回っている気がします。
ちょっと、今は熱にうなされている感もあるのですが、今後の読書は全部Mc Bookでもいいかも…と思ってしまった自分もいます。(もちろん、小説全部が対応していく訳でもないけど)

ただ、実物(本)がなくってデータのみってのは、やはり寂しい…。
けど、場所はとらなくてもいい…。
うーむ。悩ましい。