先物取引(さきものとりひき)というのは、数日後、あるいは数週間後の決まった日に、商品を売買する約束をする取引だ。
たとえば来月末に牛肉1トンを1億円で買うと約束し、来月末の期日までにこの取引を終了させる。
これによって来月末に牛肉が必要な業者は、牛肉を確保することができるし、牛肉を売る業者も、買い手を確保することができる。
来月末の牛肉の価格が上がっていようと下がっていようと、最初に契約した価格で約束の商品が引き渡される。
小麦だとか石油などの商品も、先物取引市場(相場)で売買されている。
商品先物取引市場というのは、簡単に言うと大量に商品を売買する常連大口の取引予約市場ってことだ。
ただし取引を円滑に行うため、実際に商品を売買しない参加者も、利ざやを狙ってたくさん参加している。
この先物取引で決まった価格は、現在の商品取引にも影響を及ぼす。
たとえば先物価格が現在価格より安ければ、買い手は買い控えるから、現在の商品価格もジワジワ下がる。
逆に先物価格が高くなれば、買い手は、安い今のうちに買おうとするから、現在の商品価格もジワジワ上がっていく。
そうして先物価格と現在価格が、お互いに近づいていくわけだね。
これと同じ事が、日経平均株価と、日経平均先物との間でも起こる。
日経平均先物が下がれば、現在の日経平均も下がりやすいし、日経平均先物が上がれば、現在の日経平均も上がりやすい。
これを「先物先導で株価が動く」等という。
読む価値は、あると思う!
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