中国で、燃料価格を引き上げたというニュースだけど、この記事を読むと国際価格に近づけたとなっている。
つまり、国際価格より安い水準だったってことだけど、まだ国際価格より安いってことだね。
この辺は、国家の政策で、エネルギーコストを可能な限り低い水準に置いて、産業活動を活発にしようと言うことだろう。
まあしかし、おかげで中国は公害だらけになってしまった。
ソ連も公害がひどかったようだけど、似たようなもんか。

日本も昭和40年代に、似たようなことになったが、燃料価格は特に政策価格になっていたような記憶はないね。
稲作は、バリバリ政策価格で、国際価格の数倍で買い取るという状態で、さらに売買逆ざやになっていたわけだけど。
おかげで日本の農業は、米ばかり農業になってしまって、自給率を下げてしまった。
今になって、減反をやめて米を…って、稲作を増やしても自給率は上がらないって。
飼料作物・小麦・トウモロコシ・大豆・肥料、この辺を国内で生産しないと自給率は上がらない。
でも、これっていくら補助金を出しても、農家は作りたがらない…って、農経のセンセーが言っていた。

稲作バブルが昭和25年あたりから何十年も続いたし、小農優遇政策をずっととっていたので、生産規模が適正規模じゃない。
さらに江戸時代にはあったヨーロッパのような耕作ローテーション(三圃式)も、稲作優先農政のおかげで破壊されてしまった。

価格高騰は、生産者には増産のシグナルを与え、消費者には需要を抑えるシグナルを与える。
これは経済の基本だから、国際商品は国際価格になるべく近い価格にしないと、あちこちに大きなゆがみが出るね。