節電 | ☆あみうのニョッキ☆-しばしばオジサンのにょっき-

節電

原発利権があまりにも強大過ぎて絶望してしまいそうになるけど、橋下知事ががんばっているので応援している。
負けないでほしい。

この頃東電の電力供給が原発事故の影響で危ないという、だからあちこちで節電の話ばかりだ。
まあそんなにビクビクしなくても電力は足りるでしょう、供給量が5600万KWは用意できるようだし。
しかし東電は原発の必要性を言いたいから、この前の計画停電のときは4600万KW程度の発電能力があるのに、2800万KWの消費電力で計画停電して人々に迷惑をかけた(死人もでている)ぐらいのことを普通にやるからその点では怖い。

話は変わるが、中部電力は浜岡停止したからそのコスト増分のお金をくれと国に打診しているようだ。御存知の通り浜岡5号機は深刻なトラブルをただ停止しただけで発生させてしまっている。海水が炉心に流入したこともそうだが、冷却系のパイプに酷い損傷も見つかっている。東南海地震にどう考えても耐えられないだろう。止めてよかった。

原発がなくても電力は賄える(動いていない火力発電所が多い)が、原発利権はそれを許さない。儲からないから。
原発は廃炉費用が莫大にかかるのでトータルでは火力よりコストは高い。発電効率も悪くてさらに危険。
でも電力会社は独占企業であり、発電にかかった費用が高いほど利益に上乗せできる。だから原発がやりたい。
事故っても国がお金を出して補償という形になるし、それは国民負担ということだ。電力会社は損しない。
現状東電は解体もされないし、ほとんど処罰もされてない。社長は5億円の退職金をもらっている。
福島の放射能を除染しようともしないし、自分たちがとんでもないことをしでかしたとは微塵も思っていないだろう。
一般企業がこのような事故を起こしたら絶対に潰れるし、経営陣は杜撰な管理体制の責任を問われて全員逮捕されるだろう。

電力関係の問題を解決するには発送電分離、電力を自由化して、一般企業と同様の競争原理を働かせなければならない。そうすれば安くて安全で安定した電力が、企業努力で生まれ、さらに買う電力を国民が選択できるようになる。
火力、風力、太陽光、 地熱発電の発電効率も飛躍的に上がると思われる。メタンハイドレート等を実用化する技術も生まれやすくなるはずだ。

しかし最初に言ったように原発利権の力はあまりにも強大だ、政府もメディアも逆らえない。
国民一人一人が日本の実態を把握して真剣に先のこと考えなければ、原発とともに日本は沈む。