おしゃれな父 | ☆あみうのニョッキ☆-しばしばオジサンのにょっき-

おしゃれな父

エステとかは興味ないらしいのだが、うちの父にもおしゃれに関する伝説がある。



じゅりうが学生時代の頃のこと。

じゅりうは、名古屋の大学に通っていたので、朝5時半頃起きて電車で通っていた。

うちはすごい田舎なので、バスは山を越えないと通っていないし、数も1時間に1本あるかないかである。

なので、じゅりうは家から駅までは原付で通っていた。




ある冬の日の朝、




じゅりうがいつものように原付で家をでてすぐ、






キキキー!!





ガシャーン!!





という音がしたらしい。





母は、その音を聞いて、



「じゅりうやで!!お父さん!!」



と言って、着の身着のまま、片方づつ違う種類のツッカケを履いてしまいながらも、急いで外に出て行った。




やはり、すぐ近くの交差点で、じゅりうが車にはねられていた。


原付は巻き込まれてボロボロになっていた。





じゅりうはふっとんで、よその家の駐車場にすっぽり収まっていた。




母は、じゅりうが頭とか打っているようなので、救急車を呼ぼうと思ったのだけど、現場にいるはずの父がいないことに気づいた。

大声で呼んでも出てくる気配がない。

家に戻ってみると、




父が 急いで








おしゃれしていた。


寒い日だったので、ももひき→くつした→インナースーツ→あったかくつした→作業服の順に、しっかりと足元を強化していた。





娘の一大事にも、自分のスタイルはくずさない父。




それからというもの、父は、出かけるときなど何かにつけて、「早めに準備しなよ~。おしゃれに準備かかるんやで」などと言われ続けている。