※優勝、夏合宿【U-12】7/21(土)、7/22(日) 高梁サマーカップ
場所:神原スポーツ公園(人工芝)
1日目
Aチーム
メンバー:菅野、神田、大城、足立(歩)、永吉、高本、畑山、村上、安田
10:10〜センアーノ神戸MOVE
4-0
得点者:村上、菅野、大城2
11:30〜高梁
8-0
得点者:村上1、安田2、大城5
12:50〜佐用
3-2
得点者:大城、神田、足立
決勝戦
アルドーレ岡山
5-0
得点者:村上、大城3、永吉
結果:優勝
Bチーム
メンバー:濱野、尾崎、牛尾、中井、稲坂、足立(蔣)、堀井、原口、澤西
10:50〜センアーノ神戸DREAM
0-4
12:10〜アルドーレ岡山
0-7
13:30〜PAVANE
0-3
7位決定戦
vs高梁
2-3
得点者:安田、村上
結果:8位
2日目
総当たり
Aチーム
メンバー:大城、神田、足立、菅野、安田、村上、
堀井、稲坂、中井
9:30〜センアーノ神戸DREAM
2-0
得点者:大城、足立
10:30〜PAVANE
3-1
得点者:大城3
11:30〜アミティエ東播磨B
4-2
得点者:村上2、安田、大城
12:30〜アルドーレ岡山
0-2
13:00〜センアーノ神戸MOVE
1-2
得点者:村上
14:30〜佐用FC
7-0
得点者:村上3、安田3、足立
結果:第3位
Bチーム
メンバー:濱野、永吉、牛尾、原口、尾崎、高本、畑山、澤西、足立(蔣)
10:00〜センアーノ神戸MOVE
1-2
得点者:畑山
10:30〜センアーノ神戸DREAM
0-2
11:30〜アミティエ東播磨A
2-4
得点者:高本、原口
12:00〜PAVANE
1-4
得点者:牛尾
13:00〜アルドーレ岡山
0-7
13:30〜佐用FC
0-7
結果:第7位
※夏合宿総括
総括遅くなりました。
今回の合宿は、「サッカーの言語化」という、サッカーの本質にかなり踏み込んだテーマを決めて取り組んだ合宿でした。
ただ、実際に合宿が進むにあたり、直面した事、学べた事は、それ以外でも様々な部分がありました。
長くなりましたが、以下の4つに分けて書きました。
①会場に到着するまでに経験した事。
②1日目のサッカーについて(プレー面)
③2日目の様子。
④「サッカーの言語化」
①会場に到着するまでに経験した事。
まずは、会場につくまでの話です。
今回の合宿は豪雨による被災地付近の会場でした。
現地付近は、通る道路はもう整備されていましたが、少し脇の山を見れば土砂崩れをしていた所もありました。閉まっているコンビニだったり、壊れている信号もありました。そして、それを直している人達もいました。
選手たちとは、今からサッカーが出来る事や、食事が取れる事、そして仲間がいる事など、当たり前だと思っている事が当たり前ではないと話をしました。
被害を受けていない自分たちは、本当の意味でその大変さを知る事が出来なかったかも知れません。
でも、その地を、実際に目の当たりにして感じた事というのは、少なからず子どもたちの今後の人生で生かされる事かと思います。
被災地をみて引き締まった表情を見せた子ども達からそう感じました。
心配もあったかと思いますが、送り出してくださった保護者の皆様には感謝です。
②1日目のサッカーについて
次は、1日目のサッカーのプレー面についてです。
1日目は高いモチベーションで頑張ったので、選手それぞれが良いプレーをしていました。
サッカーの事を、踏み込んで書きます。
まずAチームについて
Aチームは、 ゾーン1でのビルドアップのプレーが格段に変化しました。
結果は優勝でしたが、これはキーパーとディフェンスの選手たちの成長が凄く現れた結果だと思います。
ボールを持てば前にボールを蹴る、ドリブルで一か八か突っ込むという判断0レベルでサッカーをするのではなく、次のゾーンで優位な状況をつくるために、後ろで認知と判断を繰り返すサッカーが出来ていました。
ボールを保持する事で、相手FWを疲れさせる。前進をするために、相手を引きつけるためのドリブルをしパスをするなど、プレーの幅が増えた事により、チームの組織攻撃のプレーの質が変わっていました。。
このブログを書いているのが合宿を終えてからだいぶ後なので、それを踏まえて書きますが、合宿後に様々な強豪チームと試合をしましたが、ボールを持ちゲームを支配するという事がどのチーム相手にも可能なレベルになっていました。
「主導権を持ってゲーム運びが出来るようになった。」
選手たちは自信を持っていい所です。
ただ、その部分だけではなくサッカーはそれ以外を含めたトータルなのも確か、まだまだ発展途上なので一つ一つ前進していきましょう。
次はBチームについて
Bチームは、合宿の順位は厳しい結果となってしまいましたね。
原因は様々です。
1番の問題は、簡単にいえば、フィニッシュまで持ち込めるレベルの選手が前線にいなかった事です。
DFの選手は、ある程度はボール扱いが出来る選手たちが担当をしていたので、Aチーム同様にゾーン1でのボール保持は達成する事が出来ていました。
しかし、そもそもの問題がありました。
それは、前の選手が、「前を向いていても、良いトラップが出来ない。1対1でドリブルで仕掛けても抜けない。」というレベルだった事…
つまり、後ろから完璧なお膳立てをしても、点が取れない。後ろでボールをまわしている選手もそれで、集中が切れて失点。
これでは勝つ事は到底無理でした(>_<)
もっと、個の力を伸ばしていかなくてはいけないですね(^_^;)
AチームとBチームと選手を分けていますが、その違いと、Bチームの選手がAチームに入ってプレーするために必要な事を伝えておきます。
Bチームの選手に足りない所は、「プレーの安定性」の部分です。
Bチームの選手は、ドリブルも奪われる事が多かったり、パスもベストのタイミングで出せないなど、まだまだプレーが不安定です。
「高いレベルの試合は1つの何気無い所から起きるミスで試合が決まる」
だからこそ、基礎的なスキルはミスが起きないくらいのレベルまでなれるようにトレーニングしていきましょう。
基礎が出来るようになれば、ミスにビクビクしながらのサッカーから変わります。
サッカーがもっと楽しくなるので、これからも一緒に頑張っていきましょう(^^)
1日目のサッカーは以上です。
③2日目の様子。
まだまだ、長くなりますが次は2日目の様子についてです。
2日目はサッカーのプレー面というよりもコンディショニングやメンタル面、そして日本のサッカー環境について考えさせられる事が多々ありました。
2日目のサッカーは戦う相手が多かったです。
筋肉や関節などの疲労、成長痛、水ぶくれなど。
全員が膝や、かかとなど、様々な部分の痛みと戦いながらのサッカーでした。
交代で出る選手が足を引きずってやっとの思いでピッチから出たと思ったら、入る選手も足を引きずっている…(^_^;)
人数ギリギリの2チームで、休憩無しの4試合。そして、負荷を高くして取り組んだ試合。そしてこの暑さ。
1日目で疲弊しきったのは、必然だったのかもしれません。
選手たちは交代しながら、2日目の試合を何とか乗り切っていました。
今回の合宿は、しんどかったり、足の痛みなどがあれば休憩してもらっていました。
痛みなどがある中の無理なプレーは、実際フィジカルパフォーマンスは下がりますし、技術も下手になる可能性もあります。
この暑さの中だと熱中症のリスクもあります。
この週の熱中症者は全国で2万人、死亡者は60人でした。
しんどい時にしんどいと言える環境だからこそ、結果的には今回の合宿での熱中症がゼロになりました。
悪くはなかったかと思います。
ただ、ここで問われたのは、忍耐力の部分。
この厳しい2日目を最後まで乗り越えた選手たちもいたという事です。
熱中症にならないようにしっかりとケアをしつつ、頑張る事が可能ならば、簡単にはしんどいと根をあげず、水ぶくれなども我慢すればプレー可能であるのなら最後までサッカーを続けていました。
8/4,8/5の内藤杯も2回、苦しい瞬間がありましたが、それを乗り越える原動力となったのは、合宿でも頑張っていた忍耐力を備えている選手たちでした。
ただこの暑さ。
しんどいと言って休んだ選手が一概に忍耐力がないと言えないのも確かだという事です。
それぐらいこの暑さは異常です。
当たり前のように、公式戦が夏の炎天下にもある日本のサッカー環境が忍耐力を備えた子どもたちに1番無理をさせていると感じました。
我慢が出来る選手が可哀想です。
熱中症で選手を危険な目に合わせないためにも、日本のサッカー環境も良くなって欲しいと思います。
話がそれましたが、メンタルの部分の「忍耐力」の重要性は凄く感じました。
一部の選手だけではなく、選手全員が身に付ける事が勝ち切れるチームになる一歩かなと思います。
あとメンタルで言えば「向上心」も必要ですね。
しんどい時に我慢して得る事よりも、楽な時に少し無理をして得る事も重要ではないでしょうか。
夏を越え、暑さが過ぎて、コンディション的に余裕が出てきた時こそ、成長のチャンスなので、学び続ける事、そして挑戦する事を意欲的行っていきましょう。
④「サッカーの言語化」について
長くなりましたが、最後は、今回の合宿のテーマだった、「サッカーを言語化する」という事について少し触れます。
サッカーを言語化するというのは、サッカーの曖昧になっている事柄を一つ一つ言葉にしていく事です。
1日目の夜のミーティングでは、サッカーがどのようなスポーツなのかをいろいろな視点から考えて、サッカーの言語化をしていきました。
詳しい内容はチームの秘密です。
1つ議題を挙げるとすれば、「サッカーのコートやゴールの位置について」の話をしました。
サッカーコートを横に3分割(ゾーン)、縦に5分割(レーン)して考える事で、どのような利点があるか?
ゴールが真ん中にあるという事を考慮すればどのようにプレーするか?
などです。
サッカーは見える視点が違えば考え方も変わります。
印象論、感情論だけでは考えられない程、サッカーは深いスポーツです。
サッカーを知れば、今するべき事が見えてきます。
今、小学生の子たちがするべき事は、「サッカーを楽しむ事、学ぶ事、努力を続ける事です。」
それを知っている選手と知らない選手では1つの試合後の振る舞いも以下のように変わるのではないでしょうか?
◎知っている選手
勝った時→謙虚さと向上心を持ち、さらなる努力出来る
負けた時→相手に敬意を持ちさらなる努力が出来る。
◎知らない選手
勝った時→油断をし、さらなる努力をしない。
負けた時→人のせいにし、自分な何も努力をしない。
たった少しの知識の数や意識の違いで未来も変わります。
サッカーを知ろうとする事は自分の未来を左右するぐらい重要な事です。
何と無くでサッカーをしたり、流れに身を任せるのではなく、自分が好きでしている事をもっと好きになる努力をしていきましょう。
以上、長くなりましたが、指導員含め、いろいろな事を学ぶ事が出来た合宿でした。
合宿に関わってくださった皆様、保護者の皆様、良い経験をさせて頂きありがとうございました。
子どもたちとこれからも一つ一つ前進していきたいと思います。
中阪






