「今日はぁ
悲しい悲しい
お話でシュ。 」
「ん~・・・
どんなお話・・・ 」
「マッチ売り
でシュ。 」
「あっ・・・
悲しい少女の
話ね・・・ 」
「ぶっぶぅ~
マッチ売りのオヤジの
お話でシュ。 」
「オヤジって・・・ 」
「少女をいたぶることは
僕シャンのポリシーに
反するでシュ。 」
「って・・・ 」
「(台本を出して)
ではぁ、
おっちゃんは
オヤジ役でシュ。 」
「わたし・・・
はぁ 」
「やる気がない
オヤジでシュねェ・・・
そんなんじゃ
年を越せない
でシュよ。 」
「だって、
オヤジじゃ
悲哀感が薄いでしょ。 」
楽屋裏
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
「薄いのはぁ、
頭髪でシュ・・・
さぁさぁ、
始めるでシュ 」
「(しぶしぶ
台本を見て・・・)
え~・・・
最近は、めっきり
煙草を吸う人が減って、
マッチの売り上げも
さっぱりだ・・・ 」
「(もぐもぐしながら・・・)
一人芝居なので、
僕シャンは暇でシュ。 」
「う~・・・
日も暮れて・・・ 寒い・・・・
そうだ・・・・
マッチに火をともせば
少しは暖かくなるかも・・・ 」
「やややっ・・・
マッチを見つめる
怪しげなオヤジ
でシュ 」
「あれ・・・
あっくん♪は
出番が無かったのじゃ
ないのかな・・・ 」
「僕シャンは
派出所の駐在シャン
の役でシュ。
マッチを見て
ニタニタしている
そこの危険なオヤジ
逮捕するでシュ 」
「へっ・・・ 」
まぁ、
外に居るよりは
暖かいでシュ・・・
めでたし めでたし
でシュ・・・・
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おしまい