名無しのごんべい。
だから、ごん。

数年前、
公園で捨てられてしまったのか
どこか別の場所で捨てられて公園に迷い混んだのか
公園内をウロウロしていたその犬は
小型犬ではなく大型犬でした。

それが、ごんです。

母が保護して、各所へ届け出を済ませ
数日、我が家で預かることに。

でも飼い主は現れず。
ごんと名付けたこの子はいつしか我が家の家族になりました。

一緒に過ごして6、7年が経ったのかな。
うちに来たときは何歳だったのかな。
体は大きいけどまだ子供だったのかな。
後ろ足で立ち上がると、160センチの私と同じ目線になるほど大きくて
でもちょっと間抜けな顔が可愛くて。

そのごんが、
今日の夕方、天国に旅立ったそうです。

私は実家を出ているので
さっき母からメールをもらい、折り返しの電話をして、母と泣きました。

きょうすけの時もそうだったように
ごんも看取ってあげられてよかったと
母が言ってました。
こればかりは命があるものだからしかたがないとわかっていても慣れないね…と。

きょうすけがいなくなった悲しみも
まだ母は抜けられていなくて
ごんもいなくなってしまうと、本当に寂しいだろうな。。。

ごんは落ち着きがなくて
私が帰るといつも飛び回っていて
カメラを向けてもおさまりがつかなくて
きょうすけみたいにたくさん写真は撮ってあげられなかったけど
ごんのことは記憶に残ってるから大丈夫。

たまにしか登場させられなかったけど
ごんを可愛がってくださった方々
本当にありがとうございました。

我が家はごんに出会えて幸せだったけど
命ある動物を人間の勝手で捨てないで。
ごんも我が家に来た当時は
人に恐怖心を抱いていて、撫でてあげることもできなかったし
ご飯を食べる時、いつもビクビクしてた。

それでも、うちの家族でいてくれて
ありがとうね、ごん。
天国に行ったら、今度はきょうすけと仲良くしてね。

ありがとう、ごん。
ばいばい、ごん。