祇園のバス停から揺られること数分。
2つ先ぐらいですかね^^;
清水道というバス停で降りてひとまず先へ進むこと数分。
はて?私道間違えてない?
そう思って鞄から地図を取り出し道と地図のにらめっこ。

ん~。

鼻の穴最大限に広げて一息。
私ってばすぐに曲がるべき道を曲がらず一つ先のバス停まで歩いてきちゃった模様。
なんだよー(--;)
と自分に文句を言いつつ、ここからでも清水寺に行ける道があるのでただひたすら歩いてみる。

でも何かが違う。
私が高校生の頃、修学旅行で来た道の記憶がまったく蘇らない。
こんな道歩いたかなぁ~。
若干不安になりつつも、額から流れる汗をぬぐってとりあえず坂の上をめざす。
その顔がよっぽど不安げに見えたのか?車屋さんに声をかけられる。
「お姉さん、2時間ドラマの撮影場所巡りなんかしながら観光いかがですか?」
2時間ドラマに眉がぴくっと動く。ま、まさか、私が2時間ドラマ好きなことを見透かされてるのか?!
そんなわけなくて(笑)これが営業トーク。後ろのお兄さんが別の観光客つかまえて同じこと言ってました^^
でも高校生の頃は友達と一緒に乗って嵯峨野散策をした記憶がよみがえる。
が、今回はほかにも見たいところがあるので、お兄さんにごめんなさいして再び坂道を登る。
ここは茶碗坂。
お茶碗を売っているお店が軒を連ねているから茶碗坂っていうんでしょうね~きっと。

間もなく坂の上にたどり着く。
そんなとき目に入ったのが和雑貨のお店。
その先にカフェの看板。
今朝ホテルを出る時に手にしていたペットボトルの水は知恩院にたどりついた時飲み終わり、
知恩院で購入した水は茶碗坂の途中で飲み干し済み。
それでも照りつける太陽と流れる汗で喉は渇く。
フラフラと引き寄せられるようにカフェに足を踏み入れると
中では食事をしている人がちらほら。
メニューを見ながらとりあえず抹茶ミルクを注文。
あれ?抹茶ミルクだったかな?違うな。抹茶…抹茶・・・えっと、抹茶・・・・・・・^^;
なんか飲みました。抹茶味のもの(笑)
たしか甘味がないのでよろしければとシロップを出された気がしますが
入れないままの抹茶味が私にはとても美味しかったです♪

イメージ 1一休み後、到着したのが清水寺。
の手前にあるこの門^^
門のほうに進みながらもう一方の坂道に目を向ける。
あー、これこれ。これが私が高校生の頃に見た光景!
そんなことを思いながら、ひとまず門をくぐって先に進みます。
目の前に広がる景色と人・人・人。
天気がいいこともあって、清水寺は人がたくさんでした。


















イメージ 2イメージ 3
























そしてもうひとつどうしても足を運んでおきたかったのが
清水寺の舞台の少し裏手にある地主神社。
そう、縁結びの神様としてあまりにも有名な神社ですね♪
女の子ですからやっぱりここに来ないわけにはいきません!

なーんて理由じゃないんです(笑)
高校の修学旅行でここを訪れたとき、
私は女子高に通っていたのでそれはそれはみんな大騒ぎ。
入ってすぐのお守り売り場に群がる女子高生の群れ。
そう、おみくじです。
このおみくじをもう一度引きたかったのです。
当時私が引いたおみくじは【大吉】
いいことばかりが書いてあるおみくじを手に喜ぶ私♪
が、大吉が出なかった友達が私の横で一言。
「人のお金で大吉引いても意味ないんじゃない?」
「・・・。」
そうなんです。このとき、私はおみくじを引くための小銭がちょうどなくて
目の前にいたクラスメイトから小銭を借りて引いたのが【大吉】だったのです^^;
友達の言葉に愕然としつつ、それからずっと心の奥底で引っ掛かり続けて15年。
今日こそリベンジの時がやってきたのです。

【末吉】
・・・。こんなもんです(苦笑)
しかもおみくじ売場のところには大吉は持って帰るとか書いてあったんですけど
末吉の横には「持ち帰ってもよい」と。持って帰ってもいいけど、結んでいったら?
みたいな書き方に冷や汗タラリ。この際【凶】とか引いちゃった方がすっきりしたかも?!
いやいや、末でも吉ですからね(凶の一つ上ですけど^^;)
ただ、困ったのがその中身。
いずれ来る。待てよと。いつか幸せになるんだそうです。遠い将来^^;
いつまで待てばいいんでしょ?いずれはいつやってくる?
できることなら今やってこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいっ!(>_<)!
なのに縁談については「迷ってるほど時間がない」的なことが書いてありました…。
お前に選んでるヒマないだろという意味だと思われます。選べる立場か?と…^^;
そんな私でも幸せになれますように。できれば早いうちに(-人-)
そんなことを思いながらおみくじをギュッと結んできました。
ま、そうは言っても恋だけが幸せじゃないですからね。と若干の強がり発言(笑)

でもね、気になって後で調べてみたんです。
私が今年の元日、後厄払いに行った時に引いたおみくじを。
そしたら!!なんとそのおみくじの縁談の欄に「くよくよしていては失敗する」って書いてあるんです。
このおみくじは【中吉】だったんですけど、全体的な総評としては
今はとにかく耐えなさいと。いずれ幸せはやってくる。と。
私は大器晩成型と言われたことがあります。つまりはその通りなのです。
いつかきっと幸せがやってくる。今目の前に恋はなかったとしても
人生の終盤を幸せに生きて行けるなんて、私は本当に幸せ者なのかもしれませんね。
笑顔で命を全うしていけるのかも・・・なんて思っちゃいました^^

あ、そうそう。
【末吉】のおみくじにも目の前のいいことが一つ書いてありました!
それは遠い所に旅行へ行くとよいと書いてあったのです。
その遠い所とはどれぐらいの遠さを指すのか曖昧だけど、
私にとって奈良・京都はじゅうぶん遠い場所。
この旅が私にとっていいことだったんだって救われた瞬間でした☆

さてさて。
清水の舞台を堪能し、そして15年心の奥底で引っ掛かっていたササクレもきれいになったところで^^
清水寺を後にして、これまた眠っていた記憶がよみがえるお土産屋さんの並ぶ坂道へ。
この途中には三年坂(産寧坂)があって、そこを散歩するのもいいですよとコンシェルジュからも
聞いていましたが、ここも次回に繰り越し。
お土産にお漬け物とか買おうと思いましたが、だいぶ思考能力が止まっていたので(笑)
何一つお土産を買うことなく、ただお店を見ながら坂を下ること数分。
ふと気づく。
あ・・・。修学旅行の時はここまでバスで来たから途中の記憶が全くないんだと^^;
私、気づくのが遅すぎます(苦笑)ちなみにこちらの通りが清水道だそです。ふぅ~ん。

元のバス停に戻る途中、あっという間に喉が渇き自販機でお茶購入。
京都限定「宇治茶」って書いてありました。
パッケージが源氏物語でしたよ。たぶん。きっと。
若干ぼーっとし始めた私だったのでお許しを^^;

バス停にもどりバスに乗ると一気に睡魔が襲ってきます。
でもここで寝てしまったらさぁ大変。
それに次に行きたい三十三間堂までもたしか数分。
窓の外に目を向けながら火照る頬にペットボトルを当ててしばしの休憩。
が、ふと思う。地図でみる三十三間堂はどこのバス停で降りればいいのかわからない。
ここまでくると怖いものは何もなく、前の席に座っていたご老人にそっと声をかける私。
すごく親切に答えていただけて本当に良かったです♪
そして教えていただいた通りのバス停で降りて、目の前に見える看板を頼りに三十三間堂へ。