私たちの目的地は淡島。
三島駅で新幹線を降りると、
在来線に乗り換えて目指すは伊豆長岡駅。

友達曰く、三島駅から送迎バスに…とのことでしたが、
私たちの到着時間では三島駅から出ている送迎バスには時間が合わず
伊豆長岡駅からの送迎バスを選択。
毎日通勤で電車に乗っているにもかかわらず、在来線の乗り換えに戸惑う私^^;
suicaとPASMOに慣れてしまったせいか、切符購入にやや戸惑う。
さらに改札通過にもオタオタ。我ながら情けないものです。とほほ。

さぁ。
そんな電車の旅も、ひとりじゃなければあっという間。
伊豆長岡駅から送迎バスに揺られて、到着したのはホテルの船着場。
船が出港する時間までを過ごすためのサロンとは思えないほど広くてとても綺麗で
出港の時間までは期待が膨らむばかり。
目と鼻の先に見える淡島。船に乗っている時間はおよそ5分。
でも船に乗った瞬間、日常がすべて切り離されたような感覚になった。
目指すは淡島。1泊だけの夢心地時間。
船に揺られながら、自分の中で何かがはじける音がしたような気がした。
今思えば、離島の旅を満喫する自分へのスイッチが入った瞬間だったと思います。

島に到着して案内されたのは宿泊先の淡島ホテル(http://www.awashima.com/index.html
ホテルの入口に続く道にはオリーブの木。そして壁沿いにセットされている屋根つきのテラス。
「すごいね~」ため息交じりの吐息を何度もこぼしながらホテルに入ると、唖然とするほどの素敵なエントランス。
あっけに取られて足が止まり、部屋を案内してくださったホテルの方と先を進む友達に置いて行かれる(笑)

淡島ホテルは全室スイート仕様とのこと。
スタンダードでもリビングとベッドルームに分かれていることは
旅行の計画を立てた時に友達から見せてもらったパンフレットで確認済み。

が。
私達が案内された部屋はおそらくデラックススイートだと思われます。
なぜなら一番端の部屋で、ホテル内、全60部屋の中でも4部屋しかない2部屋続きの部屋だったから。
いや、そう言うと一つのドアから入った中が2部屋続きみたいですね。

そうではなくて。
廊下から見たらほかの部屋と変わらず指定された部屋のドアは並んで2つ(4人旅だったので用意していただいたのは2部屋)
奥のドアから案内された私たちは部屋に入ってまずその眺望に驚きの声を上げる
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
この先に続く言葉は、広~い、すごーい、綺麗!!
この時点で私たちは通過してきた場所を誰もよく見てこなかった。
一通りの説明を終えたホテルの方が
「それから・・・」
と私たちの注目を集めるように話を続けた。

「こちらの部屋は廊下に出なくても隣の部屋へ行くことができます。当ホテルでも4部屋だけしかない部屋です」
そう話しながら向かった先は、部屋に入って正面にあったバスルームの手前。
私達が見落として素通りしてきた壁だと思っていた場所にドア。
何重かになっているドアを開けて光が差し込んだ先には隣の部屋のリビング!!

きっとホテルの方が配慮してくださって私たちのためにこの部屋を用意してくださったのではないでしょうか?
だから私達が宿泊した部屋はデラックススイートだったのではないか…。
それに気づいたのはついさっき^^;
このときは、とにかく部屋の広さとそこからの眺め、そしてあまりにも贅沢な旅に驚愕。
興奮が隠しきれないまま、ただ茫然としちゃいました。

私たちは自然と最初に通された部屋のリビングに集まり、そこでおしゃべり(こちらの部屋のほうが少しだけ広かったので)
とはいえ、とりあえず荷物を片付けようかと私とMちゃんは隣の部屋へ。
隣の部屋とはちょっとずつ作りが違うけど、でもやっぱり広い部屋。
私は翌日の洋服をクロゼットに片付けながらベッドルームの横にあるバスルームに目を向けて驚く。
ガラス張りだ!!
驚くのはそれだけではない。
淡島ホテルには、スリッパ、浴衣、バスローブはもちろん、
各部屋に部屋着(スウェット上下)とスニーカーも用意されていて、
大浴場と外への散歩はこの部屋着で出ていいことになっているのです。
とはいえ、それ以外は部屋着で歩くことはできません。そういった意味でも、なんだかクルージングに似ていました^^

夕食までの時間、翌日の行動予定
ひとまず決めなければいけないことをすべて決めて、ささっと荷物を片付けたあとは島内散策に出ることへ。