アノ手の話が苦手の方はご遠慮ください。
いや、でぇたぁぁあ!系ではないですが。

5歳までの子は不思議体験をする機会が多いやら
オバケを見ちゃう遭遇するやら、そんな話を
眉唾扱いしながら聞いていたのだけれど
チーコロを育てて、そんなこともあるのかも?
と思った体験をいくつか。


気のせい、では済んでいないもの。
チーコロはひとりっ子、初孫お一人さまであり
王さま王子さま魔王さま扱いで育てられていて
誰かの気を引こうとする態度はゼロに近く
みんなぼくを気にして当たり前、の頃の話です。
いや、今もそうだな……。


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チーコロ4ヶ月。自宅にて。

ウサギの可愛いガラガラ(握るおもちゃ)が
お気に召したチーコロ。
はむはむしすぎて、少し汚れたような。

ベビーベッドでもにょもにょしてたチーコロから
ガラガラをもらい、2㍍程離れたテーブルに置く。

置いた。

テーブルで、ちりん、ころん、と鳴った。

置いた。

お風呂掃除をしてもどってみると
ベッドに寝ていたチーコロのおててで
ウサギのガラガラは、振られていた。
ちりん、ころん。

育児疲れかな?と思った。




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チーコロ2歳。実家にて。

好き勝手に走り回れるようになったチーコロ。
おトイレは完璧じゃなかったけれど
あれこれしてみたいお年頃。

私が仕事に出て、夜になって。
一人でおトイレに行くといい、すたこらと
おトイレに向かったらしい。

実家のおトイレ電気のスイッチは、高い位置で
チーコロが手を伸ばしても届かない。
ばぁばがおトイレの電気をつけようと行くと
電気がすでについていた。

誰かがつけてやったのかと思ってみたけれど
ばぁばとチーコロしか在宅していなくて
おトイレに行っていない。
もちろん、ばぁばも行っていない。
電気を付けっぱなしでは、廊下が明るくなる為
嫌でも気づく。

チーコロに尋ねると、つけたと言う。
どうやって?と聞いても説明はできないお年頃。
ただ、つけた、と言う。

何故おトイレの電気がついたのか謎であった。



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チーコロ2歳。実家にて。

キッチンの上の収納棚に、ばぁばがしまった
おもちゃが気になって仕方がないチーコロ。
あれを取って、と言う。

収納棚は高くて、大人でも椅子に乗らないと
届かない高さ。

ばぁばは、後でねと言い残して別室に行く時に
じーっと棚を見上げていたチーコロに
また、ちょっと待ってて、と言ったらしい。

別室で用事を済ませて戻ってくると(数十秒)
チーコロは、棚にしまったおもちゃを
しっかりと握っていた。

流石にばぁばは焦ってしまい
どうやって取ったの?とは聞かなかったそうだ。

チーコロ、おててが伸びる疑惑。



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チーコロ3歳。自宅駐車場にて。

当時住んでいたマンションは隣が広大な畑で
収穫された後は、すっきりさっぱり。
高校球児のあたまのように、ざくっと。

このマンション。
見ても教えてもいないのに何故か間取りすら
分かってしまう遠方の友人から
そこ、霊の通り道になってるよ、
早く引っ越した方がいいと言われた物件。

引っ越し間近になって、同じく引っ越す予定の
お隣さんから

「贔屓にしている拝み屋さんが
    早く引っ越してと言っててねー、
    ご近所に聞いてみたら、ここの離婚率
    すごいのよ……。うちも離婚話になってさ」

と言われた物件。
あら、そうだとしたら、うちもなのかしら。
私の場合ラッキーだったのだけれど。


閑話休題。

実家に行こうとチーコロを連れて玄関を出、
駐車場まで1分ほど歩く。
時刻は夕方で、畑も紅くなっていた。

ふと、チーコロが足を止め、畑を指さす。


「ママ、あの人どうして、
    はだかんぼで歩いているの?
    まっくろい、ひと」


指さした場所には広大な畑があるばかりで
どこにも人影はない。

前述した通り、チーコロは気を引こうと
そんな会話はしないことを知っているので
ゾワリ、と鳥肌がたった。


見ちゃダメだよ、指さすのもダメねー。


急いでチーコロを抱え、車で出発した。
チーコロはその後なにも気にせずに
他のことを話していた。


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特に何がいた!でた! 等ではないのですが
幼いチーコロは、常識的に考えられないことを
たびたびやってくれた。
他にもあったし、その度にみんなで驚いて
一斉に気のせいにする暗黙の了解。

夜泣きも一切なく、毎朝ご機嫌のチーコロが
早朝に火が付いたように泣き出して
びっくりしていたら数分後に父から電話があり
祖母が亡くなった、とかね。


本当に5歳くらいというか
自分でなんとかできる年齢、言葉にする年齢に
手が伸びる疑惑は、ぴたっと止んだような。


あれらは、なんだったのだろう。