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発祥の地としてはわたしの住んでいる横浜も数々のものが初めて出来たと
される多発祥地域?です。

しかし歴史となると何千年の単位で及びもしないものが今の人々の暮らしと
共にまだその姿を留めている、奈良はそんなところです。

世俗的な心を清めてくれる神聖であり、スピリチュアルな場所であったり
もしますね。

その地に立ち、太古の昔に想いを馳せるとわたしは誰、ここはどこみたいな
心理的タイムスリップでしばしいにしえの都への妄想旅行へ旅立てます。

神さまにとってはわたしのように酒に執着し、毎夜のごとく酒を欲し、
その欲望に抗えず飲んでは酔う・・・。
それは俗物と見做されてもおかしくはないのですが、そこに登場~~~~~~~!

お酒の神様・・・なんとありがたや。
彼ならほどほどに愉しむがよろし・・・っと言ってくださるでしょう。
見捨てないで下さい(笑)
余り最近は神頼みもしないのですが、一番見守っていて欲しい神様かも。

そんな奈良に誕生したのが、ニューフェイス「山乃かみ」酵母

お酒の神さまとして信仰の厚い「大神(おおみわ)神社」が発祥の地だそうです。
この酵母の誕生までの経過をあべたやさんのHP朝日デジタルよりの引用を
交えて時系列的にご紹介します。

清酒発祥の地と伝わる奈良県にふさわしい清酒をつくろうと、県産業振興総合
センター(奈良市)と県酒造組合(大和高田市)が2011年に計画を立て、
翌2012年、酒の神様をまつる大神神社の境内で酵母菌を採取した。

見つかった113個の菌のうち、ササユリに付着していたものが最もアルコールを
発生させやすい新型だった。

ササユリは大神神社では「神花(しんか)」として大切にされてきた。

「うまさけ三輪」と云われる故事に鑑み、お酒に縁深い聖地の名称を考慮
酒器が出土した近くの山ノ神祭祀(さいし)遺跡にちなんで
「山乃(やまの)かみ」と名付けられた。

そして2015年この菌から清酒がつくられた。

ササユリからつくる酒は珍しく、4日(2015年4月4日)境内で完成を祝う
奉告祭があり,そこでは「山乃かみ」からつくった清酒を神前に捧げ、
4人の巫女が神楽「うま酒三輪の舞」を披露し、拝殿前では、参拝客に
清酒が振る舞われた。

いかにも奈良のごとしと感じませんか。

ではお酒の感想ですが、

今飲んでいるのが一升瓶で2本目になります。
お初を頂いた時、開栓後かなり変化が早かったので開栓後初日の
感想をまずお届けします。

立ち香、いつもの7号酵母より濃密な香り

しっかりとした米の甘旨みと存在感たっぷりの図太い酸が

舌の上でお互いに主張し合いまみれ

最後は酸が鋭い切れ味でこの勝負に決着をつけたのでありました

う~!旨いですっ!


この酸はヘビー級?、舌にピリピリ刺激的(笑)

最後はピリピリが辛味にも感じられ後腐れなく口中はスッキリ。

二日目の変化は後編で。

今回の酵母を調べているうちにサボっている間に開発された他県の酵母達も
非常に面白かったのでこちらの後編で記事にしたいと思います。

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